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全5試合フル出場、CB瀬戸山は最終ラインの中心選手として日本一掴む

ゲキサカ / 2017年8月5日 6時30分

流通経済大柏高CB瀬戸山俊。(写真協力=高校サッカー年鑑)

[8.4 総体決勝 流通経済大柏高 1-0 日大藤沢高 ユアスタ]

 9年ぶりとなるインターハイ制覇を果たした今大会、流通経済大柏高には5試合、計350分をフル出場した選手が4人いた。主将のMF宮本優太(3年)と左SB近藤立都(3年)、そして関川郁万(2年)と瀬戸山俊(3年)のCBコンビだ。

 瀬戸山は今季、激しい競争を勝ち抜き、CBのポジションを獲得。今回のインターハイでは初戦から準決勝までの4試合を1失点で勝ち抜く原動力となった。前橋育英高との準決勝では後半、決定的なシュートをブロックした直後に背後へ抜け出したFWを倒してしまい、PKを献上。GK薄井覇斗(3年)のビッグセーブに救われていただけに、この決勝では期するものがあったようだ。

「(関川)郁万と三本木がマンツーマンで、自分が一枚余っていたので後ろでカバーすることを意識していました」という瀬戸山は最終ラインをカバー。マンツーマンディフェンスのギャップを突かれてピンチを迎えることのあったチームの守りを良く引き締めていた。

 そして1-0のスコアで優勝。「最後はゼロで行けたのが良かった」と決勝を無失点で終えたことを喜んでいた。次は選手権とプリンスリーグ関東。冷静なDFの柱は気を緩めること無く、一つでも上へ勝ち進むことを目指す。

(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校総体2017

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