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[adidas Cup仙台]昨年度選手権4強の佐野日大は自信を掴むこと、小さな一つ一つを積み上げることを目指す夏に

ゲキサカ / 2017年8月7日 21時23分

昨年度全国4強の佐野日大高MF川村幸弘は「自信がつけば(今年も)やれると思う」

[8.7 adidas Cup仙台準々決勝 佐野日大高 1-3 開志学園JSC高 松島フットボールセンター]

 佐野日大高は1-3で敗れた試合直後、ゴール裏のスペースを活用してすぐに課題修正に取り組んでいた。海老沼秀樹監督が自らサイドからボールを蹴って、ゴール前の局面のトレーニング。指揮官は「競り合いであれだけやられていたので、クロスは去年じゃないですけど、入れられても平気というふうにGK含めてなっていかないといけない」と改善を求めていた。
 
 佐野日大は昨年度の全国高校選手権で躍進を果たし、初のベスト4入り。だが、MF川村幸弘(3年)が「最初は自分たちが昨年の成績を意識しすぎてしまっていた」という今年は新人戦で準決勝敗退すると、関東大会予選とインターハイ予選はいずれも準々決勝で惜敗してしまう。

 主将のMF福澤力(3年)のほか、選手権登録メンバーだったGK大滝昌広(3年)、DF曽雌亮汰(3年)、MF高橋真(3年)を軸として戦っているものの、昨年から主力が全て入れ替わったチームは結果が出ない中で自信を掴みきれていないのだという。海老沼監督は「去年のメンバーがまるっきり代わってしまったので、結果が出ていないので、自信が無いのがプレーに出ている」と指摘。この夏、強豪との試合でできることを確認し、自分たちに自信を持つことが選手権での巻き返しのポイントの一つになりそうだ。

 堅守と個々の献身性を活かしたダイナミックな攻撃を見せていた昨年から、今年は繋ぎの部分のベースアップにも取り組んできている。まだまだポゼッションでのミスから失点したりしているが、海老沼監督は「それを怖がってはいけない。失敗しながら我慢しながらやりたい」と先を見据えて根気強く取り組んでいく。

 福澤らが不在のadidas Cup仙台は選手権へ向けて戦うことのできる選手の見極めもテーマ。この日はミドルシュートを決めたMF関塚晃生(2年)や前線で鋭い仕掛けを見せていたFW茂木建弥(3年)らのプレーが光った。また、怪我の続く中、持ち前の縦への推進力の部分などでアピールを狙う川村は「監督がいるところで、自分のストロングポイントを意識して試合に出したい」。それぞれが与えられたチャンスをものにするために、今後も全力プレーでアピールを続ける。

 川村は選手権へ向けて、「自信がつけばやれると思う。返事、挨拶、小さな一つ一つのことをみんなでできるようになれば、また強くなる」とコメント。今回、地元に残っている選手たちと一体となって細かい部分から突き詰めて、自信を掴んで、選手権で再び躍進する。

(取材・文 吉田太郎)

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