[MOM2184]狭山ヶ丘MF山脇謙臣(3年)_磨いてきたキックと視野に可能性。“埼玉の憲剛”へ
ゲキサカ / 2017年8月8日 0時19分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[8.7 adidas Cup仙台準決勝 狭山ヶ丘高 5-0 鎌倉高 松島フットボールセンター]
178cmと長身だが、見た目は華奢。ミスもゼロではない。だが、そのプレーから徐々に凄みが伝わってくるような印象を受けた。
狭山ヶ丘高のMF山脇謙臣(3年)は前半12分に左CKからFW新井優士(3年)の先制ゴールをアシスト。「あそこにいつもいてくれている。きょうはGK出ないかなと、さっきの試合を見ていて思ったので」と相手GKが出てこられない中央の位置へ狙い通りにボールを蹴り込んで1点をもたらした。
その前半、左中間の位置からファーサイドへ通した浮き球パスが秀逸だった。一瞬の間を逃さず、小さなモーションから柔らかいパスをピタリと味方選手の足下へ。山脇はこの後も、スピード、突破力のある選手の前方へアバウトなボールも配球しながら、一発でゴールに繋がるようなパスを狙い、ショートパスでも意図のあるようなボールを蹴り続けていた。
“まるでMF中村憲剛”。彼自身も川崎Fの司令塔を参考にしているという。「中村憲剛選手とか、素人には分からない『上手い』っていう部分があるじゃないですか。ポジショニングや今のパスにどういう意図があったとかで評価されるような選手になりたいです」。
小学生の時にひたすら壁当てをしてキックを磨いたという部分も憧れの選手と同じ。そのキックには今、絶対的な自信を持っている。まだまだボールの受け方など課題はあるが、タレント揃うチームの中でも突き抜ける可能性を有しているように映った。
西澤正仁監督が「1、2年の頃はひょろひょろでしたけれども、3年間見据えて」育成してきたというMFが、よりレベルの上った時にどれくらいのプレーができるかにも注目だ。本人が「まだ昌平とか正智は強い。そこで食らいついていきたい」と語るように目標の全国大会に出場するための壁は低くないが、それを打ち破ってチャンスを掴む。
(取材・文 吉田太郎)
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