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V4狙う藤枝市役所などが4強、棄権や日程変更など台風の影響大=全国自治体職員大会

ゲキサカ / 2017年8月8日 17時20分

PK戦を制して準決勝進出を喜ぶ東京消防庁チーム

 第46回全国自治体職員サッカー選手権大会は8日、前日から順延した準々決勝4試合を伊勢フットボールヴィレッジで行い、4連覇を狙う藤枝市役所(前回優勝枠)などが準決勝へ駒を進めた。

 前日の7日は、台風5号が開催地を通過し、運営に当たっている伊勢市役所が災害対策本部を設置したために試合の開催を中止。準々決勝を8日に順延し、最終日の9日に準決勝と決勝を行う形式に変更された。また、準々決勝に勝ち上がっていた京都市役所(関西代表)は、京都市消防局の勤務者だけで構成されているため、台風の対応のため棄権。大会は、台風の影響を大きく受けた。

 不戦勝で準決勝へ勝ち上がった藤枝市役所の五十川訓久監督は「(京都市役所は)やってみたい相手だったので残念だが、仕方がない。災害対策本部が設置されるようであれば、大会自体が中止になる可能性もあったのに、運営や実行委員会が大会を続ける段取りを付けてくれたので、ありがたい。社会人で1日2試合は、あまり経験がないですけど、選手がやる気になっているので、やってくれると思います」と最終日の2連戦にかける意気込みを語った。

 準決勝で藤枝市役所に挑戦するのは、第1回大会以来のベスト4入りを果たした函館市役所(北海道第1代表)。準々決勝では2-0でひたちなか市役所(北関東第3代表)を下した。鶴喰誠代表は「1947年に発足したチームで、今年で70周年。メダルを取って帰ろうと言って頑張って来たので、良かった」と喜び、主将の坂下浩も「去年も一昨年もベスト8で負けていたので、本当に良かった。遠くから来た甲斐があった」と笑顔を見せた。

 もう一方のブロックでは、3年連続準優勝の東京消防庁(東京第1代表)が、PK戦の末に藤沢市役所(南関東第3代表)を下した。井美達也監督は「今日のゲームは、自滅。先制できたが、追加点を取れずに追いつかれた」と苦笑い。徳島ヴォルティスに在籍した経験を持つ元プロで主将を務める小泉訓は「ちょっと、ここらでやってやりたいですね」と翌日の2連戦に目を向け、4年ぶりの王座奪還に意欲を示した。

 準決勝で東京消防庁と対戦するのは、鎌倉市役所(南関東第1代表)となった。準々決勝は、5-1で山形市役所(東北第1代表)に大勝。主将の梅澤悠介は「初失点で気落ちすることだけは避けなければと思っていたけど、気持ちを切り替えて戦えたことが良かった」と勝因を分析。管野聡史監督は「消防庁さんには(関東大会で負けて)返さなければいけない借りが残っている。完全に鎮火させられるか、うち(の闘志)が燃やし尽くすかのどっちかです!」と冗談交じりに意気込みを語った。

 大会は、地方自治体職員の親睦と交流、サッカーの普及と発展を目的に全国自治体職員サッカー連盟が主催し、日本サッカー協会が後援するもので毎年開催されている。台風による日程変更のため、翌9日に同じ会場で行われる準決勝および決勝戦(それぞれ9時、13時に開始予定)は、延長戦を行わず、交代要員数を7名から10名に拡大し、交代可能人数も5名から10名に変更して行われる見込みとなっている(変更の可能性あり)。

(取材・文 平野貴也)

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