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さあ追い上げだ!名古屋が3連勝で3位浮上、寿人2発など2戦12得点の攻撃陣が松本圧倒

ゲキサカ / 2017年8月12日 19時58分

名古屋がホームで松本に5-2で勝利した

[8.12 J2第27節 名古屋5-2松本 豊田ス]

 さお追い上げはこれからだ!名古屋グランパスがホームで松本山雅FCに5-2で大勝。3連勝で勝ち点を46に伸ばした名古屋は3位に浮上した。

 5位の名古屋と13位の松本の対戦。ただ勝ち点差は4。終盤の昇格争いに持ち込むためにも、勝ち点を積み上げたいところ。ホームの名古屋は連勝中。前節はJ2新記録の合計11ゴールが決まった乱戦を制して勢いに乗る。今節は横浜FMから期限付きで獲得したばかりのDF新井一耀が早速先発。前節4失点とやや不安定な守備の立て直しを目指す。

 松本は前節は首位湘南に1-2で逆転負け。アウェー連戦となるが、連敗だけは避けたいところ。湘南戦で途中出場してデビューを飾った特別指定選手のDF下川陽太が初先発。前線ではFW山本大貴が6試合ぶりのスタメン出場となった。[スタメン&布陣はコチラ]

 勢いよく試合に入ったのは松本だった。特に左サイドからの攻撃が効果的で、WBの下川が再三名古屋のエリア内に入って好機を演出。前半13分にはエリア内を縦に突破してシュート。同22分には同じく左サイドを縦に突破すると、クロスを入れてチャンスを作るが、いずれもボールは右サイドに流れていった。

 名古屋にもチャンスが訪れる。前半33分、FWシモビッチがエリア内に入れたボールが相手DFに当たって混戦になると、MFガブリエル・シャビエルと下川が競りながらゴール前に。両者もつれて倒れるが、下川に当たったボールがそのままゴールイン。笛は鳴らず、オウンゴールが認められた。スタジアムのビジョンにリプレーが流れると、松本サポーターからはブーイングが飛んだ。

 これで勢いをつけた名古屋は前半35分にも得点機をものにする。カウンターから右サイドでガブリエルがボールを受けると、走り込んだDF青木亮太にパス。青木は鋭いドリブルで相手を外してマイナスクロス。フリーで走り込んだFW佐藤寿人が無人のゴールに流し込み、あっという間にリードが2点に広がった。

 2-0で折り返した後半も名古屋のペースは続く。6分にはショートカウンターからシモビッチのスルーパスで抜け出したガブリエルが、利き足とは逆の右足シュートでGKとの1対1を制して3点差とした。

 後半11分にはセットプレーのこぼれ球をDF當間建文に押し込まれて1点を返されたが、取られたら取り返せばいい。同21分にカウンターからシモビッチが右サイドをドリブル突破。身長199cmの巨体を揺らして駆け上がると、シャビエルを経由して左サイドの寿人へ。背番号11は落ち着いて左足で流し込み、リードを広げる。寿人は移籍後初のマルチゴールとなった。

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