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久保裕也がまた“新境地”開拓…1-1ドローも先制ゴールに絡むなど復調の兆し

ゲキサカ / 2017年8月13日 12時26分

先制点に絡んだFW久保裕也

[8.12 ベルギーリーグ第3節 メヘレン1-1ゲント]

 ベルギーリーグ第3節が12日に開催され、FW久保裕也の所属するゲントは敵地でメヘレンと対戦し、1-1で引き分けた。2試合連続スタメンの久保は後半34分までプレー。開幕から公式戦5試合連続で無得点に終わったものの、先制ゴールの起点となるなど、復調の兆しを見せている。

 開幕2連敗のゲントは前節から先発6人を入れ替えたが、久保はこの日も3トップの左でスタメン入り。攻撃を司るMFダニイェル・ミリチェビッチがベンチスタートとなった一方、昨季にチーム得点王の久保を抑えてクラブ年間MVPを受賞したGKロブレ・カリニッチが負傷から復帰を果たした。

 前半3分、ゲントが右CKを獲得すると、コーナーフラッグに向かっていったのは久保。メインキッカーのミリチェビッチが先発を外れたことで、代役のキッカーとして白羽の矢が立った。久保が右足で放ったストレート性の緩いクロスはフィニッシュに至らなかったが、同10分にも左CKを担当し、今度は大外を狙った山なりのクロス。しかし、味方にうまく合わず、同12分の右CKから送った鋭いボールも相手に阻まれた。

 序盤はプレースキックで好機をうかがった久保。前半29分には後方からのロングボールにフリーで反応し、PA内でトラップするが、オフサイドを取られる。流れの中でも徐々にリズムに乗ると、同33分に左サイドでFWカリファ・クリバリーにヘディングのパスをつなぐ。最後はクリバリーの折り返しをゴール前のFWサムエル・カルが右足で押し込み、久保が起点となった攻撃から先制点が生まれた。

 前半38分、同39分には立て続けに右CKを獲得し、キッカーの久保がゴールの可能性を感じさせる危険なクロスを供給。昨季は前線の中央や両サイド、トップ下、ボランチもこなすなどユーティリティー性を見せた久保が、今季はキッカーとして新境地を開拓していく。徐々に躍動し始めた久保は同40分、マークを外して味方からの右クロスに反応し、胸トラップからPA内左で左足を強振。だが、渾身のシュートはわずかにクロスバーの上を通過し、前半は1点リードで終了した。

 後半も鋭いフリーランや巧みなポストワーク、思い切りの良いドリブルなどで存在感を発揮する久保。後半17分にはカルの右クロスにファーで反応し、フリーのシュートチャンスを迎える。あとは押し込むだけだったが、手前に飛び込んだクリバリーがブラインドとなったのか、頭でこするような形で大きく逆サイドに外してしまった。

 公式戦過去4試合よりもコンディションの良さを感じさせる久保は、さらに後半30分、左サイドからドリブルでPA手前中央に切れ込み、右足でシュート。しかし右ポストを叩き、今季初得点を逃す。ノーゴールのまま同34分にFWママドゥ・シラと交代したが、サポーターからは大きな拍手が送られた。

 終盤は相手の反撃に苦しむ場面が増えたゲント。GKカリニッチの好セーブでなんとかしのいでいたが、後半41分にメヘレンの意表を突いたFKからFWティム・マタイスにミドルシュートを決められ、土壇場で同点に追いつかれる。そのまま1-1で終了し、リーグ戦開幕3試合(1分2敗)、公式戦では5試合勝ちなし(2分3敗)となった。
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