[MOM2192]東海大福岡FW川本侑磨(2年)_期待の長身FW、優勝決定弾決めて大会“MVP”に!
ゲキサカ / 2017年8月18日 19時55分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[8.18 adidas Cup2017福岡決勝 東海大福岡高 1-0 松山工高 グローバルアリーナ]
東海大福岡高を優勝へ導くゴールを決めたFW川本侑磨(2年)が大会MVP(計2名)の一人に選出された。
16年U-16日本代表候補GK伊藤元太(2年)が守る松山工高のゴールを破ったのは前半14分だった。MF田伏正昂(3年)が、左サイドで上手くDFと入れ替わって前進。そして中央で構える川本へ繋ぐと、背番号9はコントロールからわずかにDFを外して右足を振り抜く。鋭い一撃がゴール右隅を破って先制点となった。
「その前も迷ってシュートまでが遅かったり、チャンスを今までずっと潰してきたので、あの場面は最初から決めたいなと思っていました。いつもは大振りしてしまって相手に当ててしまうけれど、相手が遠いのも分かっていました。コースによく打てたと思います」
川本はシュートのミート力と身長180cmの高さが持ち味のストライカー。「遠目からでも狙うようにしています」というFWはボールを失わないことに気を配りながらも、前を向けばダイナミックな仕掛けや射程距離の長いシュートで相手ゴールを脅かす。
先制点直後にもポストプレーからPA手前で折り返しを受けると、ダイレクトで右足シュート。ゴールを捉えたかと思われた一撃は左ポストをかすめて外へ外れたが、相手の脅威になるような動きを見せていた。
コーチ陣の我慢強い起用によって成長している川本の課題は連続性の部分。「課題はもっと1試合通して前からプレッシャーをかけられるようにすること。キツくなったらすぐ止めてしまうので、自分に負けずにチームのために走りたい」と意気込んだ。
決勝戦での活躍によって自信を深めた2年生FWの目標は選手権出場だ。「チームがキツイ時にしっかりと決めて、選手権にまず出て、全国の舞台でもたくさん取れるようにしたいです」。ポテンシャル十分の長身ストライカーが選手権予選でもチームをタイトルへ導くゴールを決める。
(取材・文 吉田太郎)
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