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「一時代の終わり」「空前のキャリア」…ルーニーのイングランド代表引退を惜しむ声広がる

ゲキサカ / 2017年8月23日 23時32分

イングランド代表引退を発表したFWウェイン・ルーニー

 23日にイングランド代表引退を発表したエバートンのウェイン・ルーニーに対して、各国メディア、選手、クラブから“突然の決断”を惜しむ声が上がっている。サッカーの母国代表として最多得点記録を持ち、プレミアリーグ史上2人目の200ゴールを達成したばかりの稀代のストライカーが、代表キャリアの引き際に敵味方関係なく愛されている姿を見せた。

 ルーニーが23日、自らの公式サイトで引退を発表すると、その事実を各国メディアが一斉に報じ始めた。イギリスメディア『BBC』は「一時代の終わり」と寂しさを表現。自国のストライカーを「記録破り」「レジェンド」と呼び、119試合出場、71勝、53ゴールの大記録をたたえた。

 ドイツメディア『ビルト』も公式ツイッターで「イングランドの歴史で最も大きな偉業を成し遂げたゴールスコアラー」と紹介し、英語で「グッバイ!ウェイン・ルーニー!」と惜別。スペイン、アメリカのメディアも続々と速報を出し、ことの大きさを世界に知らせている。

 また、関係する各クラブもすぐさま反応した。所属先のエバートンの公式ツイッターでは「イングランド代表での素晴らしいキャリアに祝福を」と拍手の絵文字を添えて投稿。昨季まで所属していたマンチェスター・ユナイテッドも「よくやった!空前の代表キャリアだ」とメッセージを送った。

 さらに、FIFAのW杯公式インスタグラムも、ルーニーの顔写真に通算成績と「#Wazza」(ニックネーム)のハッシュタグを添えてポスト。イングランド代表のアカウントは「スリーライオンズのレジェンドよ、永遠に」と記して、「ありがとう、ウェイン・ルーニー」と感謝を伝えた。

 共にプレーした選手からの声も集まった。元イングランド代表のマイケル・オーウェン氏は「素晴らしいタイミング。トップの状態で離れることは常に良いことだ。誇らしい代表キャリアだった」とコメント。元イングランド代表監督のスベン・ゴラン・エリクソン氏は『スカイ』の取材に対し、「私の望みは彼が考えを変えることだ」と肩を落とした。

 ルーニーは公式サイトでの引退発表後、自身のツイッターを更新。「夢は叶えることができる。イングランド代表のためにプレーすることはまさにそのものだった。関わってくれたみんなのおかげで、それは驚くほど素晴らしいものになったんだ」と感謝の気持ちを素直につづった。
●プレミアリーグ2017-18特集

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