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「一人ひとりの良さを出す」、森下監督就任の九州産業大は高知大を3発撃破!

ゲキサカ / 2017年9月2日 12時58分

先制点の関をチームメイトが祝福

[9.1 第41回総理大臣杯1回戦 高知大0-3九州産業大 長居]

 第41回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメントが1日に開幕し、ヤンマーフィールド長居で行われた1回戦では、高知大(四国1)と九州産業大(九州1)が対戦。MF関恭範(4年=福岡U-18)の先制点を皮切りに3点を奪った九産大が勝利した。

 9年ぶりの大会出場となった九産大が、嬉しい白星を手にした。「前半はボランチの所で前が向けず、攻撃の組み立てが難しかった」と森下仁之監督が振り返るように立ち上がりは苦しい場面も見られたが、前半8分にMF末永巧(3年=東福岡高)からのパスを受けた関がドリブルから豪快なミドルシュートを叩き込み、先制に成功。

 以降も中盤でのビルドアップで苦戦しながらも、「あのゴールで気持ちが楽になったし、多少しんどくとも我慢できるようになった」(森下監督)と心理面で優勢に立つと、DF中島圭大(4年=東福岡高)を中心とした3バックから前線へと長めのパスを通し、チャンスを伺った。35分には、連携による中央突破からPKを獲得。キッカーに名乗り挙げたMF赤木翼(3年=東福岡高)のシュートはGK千歳吾朗(4年=加古川東高)に阻まれたが、こぼれ球を自らが押し込み2点差で前半を終えた。

 相手のプレッシャーが弱まった後半は、末永とMF高橋虎太郎(4年=東海大浦安)のダブルボランチが前を向いてパスを受ける機会が増加。二人を起点にボールを動かし、ゲームをコントロールすることで、「いつもは自分たちのミスで自滅する展開が多い」(森下監督)という不安を打ち消していく。

 それでも、ピンチがなかったわけではない。後半6分には、相手ゴール前でのパスをMF下園直輝(4年=東海大付五高)に奪われると、ドリブル突破を許した。自陣まで進入されたタイミングで、ゴール前へのパスを通され、ゴール前に走り込んだMF山崎一帆(4年=佐賀商高)に決定的なシュートを打たれたが、GK加藤大喜(4年=熊本ユース)が阻止した。

 ここからもFW勝田一秀(4年=C大阪U-18)らの飛び出しに苦しんだが、粘り強い守備で失点を回避すると、20分には、ゴール前に低く入った左CKを中島が決めて、3点目をマーク。「セットプレーから3点目を獲れたのが大きかった。あのゴールで試合が決まった」(森下監督)。勝利を早々と確定させてからは、危なげない戦いぶりで逃げ切り、3-0で勝利した。

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