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昌平FW佐相のサッカー人生変えた「意志の強さ」。練習試合で結果残して大宮内定勝ち取る

ゲキサカ / 2017年9月8日 22時33分

練習試合で結果を残して大宮内定を勝ち取った昌平高FW佐相壱明

 大宮アルディージャ加入内定の昌平高FW佐相壱明は、8月20日に行われた大宮トップチームと大宮ユースとの練習試合でサッカー人生を変えた。

 佐相は大宮トップチームの一員として前半30分から出場。右SHを務めた前半は「全然ダメ」だったという内容。後半は昌平で任されている1トップでのプレーとなったが、流れの中で左SHの清水慎太郎が最前線でプレーし、佐相は左SHの位置でプレーする時間帯があった。

 無得点のままならば、チャンスを掴むことはできない。ここで佐相は周囲が驚く行動を取る。「結果残さなかったらプロへの道はないのは分かっていた」という彼は「ここはFWをやらないといけない」と結果を残すために、セットプレーの流れの中で先輩を押しのけるような形で最前線へ上がったのだという。

 昌平の藤島崇之監督が「意志が強くないとできない」という行動でFWに戻った佐相はFWのポジションで1ゴール。その後、テストされた左SHでも1ゴール1アシストを記録して、この日の試合後に大宮から獲得オファーを受けた。

 この試合、先輩に遠慮してFWのポジションを譲ったままだったら、結果を残すことができなかったかもしれない。その場合は大宮からのオファーを受けられなかったであろう。だが、西脇スカウトが「ストライカーである以上、90分間での保証はないです。短い時間、交代出場で出て結果を出していくことがプロとして必要」という中で、佐相は人生を懸けてテストに臨み、我を通して期待通りの結果を残した。

 評価されている動き出しの質、実証した勝負強さのほか、スプリントの能力は大宮トップチームの選手たちと比べても上位に入るという才能。意識するFWとしてU-18日本代表のFW中村駿太(青森山田高、山形内定)の名を挙げたFWは今後、ゴール前の落ち着きや左足の質の向上、ボールを受けるタイミングなど課題を改善して、プロの世界でもライバルたち以上の結果を残す。

(取材・文 吉田太郎)

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