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「守備のビジョン」学び、進化実感。馬目裕也は尚志のリーダー、そして岩政特別コーチのようなCBへ

ゲキサカ / 2017年9月9日 21時1分

尚志高CB馬目裕也(左)は元日本代表DFの岩政大樹特別コーチの指導によって進化を実感

 期待の2年生CBから強豪校のリーダーへ――。日本サッカー協会(JFA)は、継続的な日本サッカーの発展のため、さらなる普及や次世代選手の育成を促進することを目的に『JFA Youth & Development Programme(JYD)』事業を実施している。8月からはセンターバックを対象にした全4回のプレミアムクリニック『NIKE ACADEMY TIEMPO MASTERCLASS』を開催中。尚志高(福島)のCB馬目裕也(2年)と流通経済大柏高(千葉)のCB関川郁万(2年)が、特別コーチを務める元日本代表DF岩政大樹(東京ユナイテッドFC)のアドバイスを受けながら、より強固なDFになるために自分自身の中で守備の“仮説”を立て、その改善を繰り返しながら、進化しようとしている。

 馬目は今年のインターハイで2試合に先発、U-16福島県選抜にも名を連ねていたDFだ。「少しでも成長できるように」という考えと、尚志の仲村浩二監督の勧めもあって『NIKE ACADEMY TIEMPO MASTERCLASS』参加を希望。もう1人の受講者がU-17日本代表のCB関川ということを知り、「最初ビビった部分があった」というが、トレーニングの中で負けていない部分があることを実感すると同時に、岩政氏の指導によって考える習慣づけができるようになって自信を深めてきている。

 8月16日のDAY1で「守備者として極めていくのであれば、ビジョンなくして世界で勝つことはできない」という岩政氏の指導を受け、その後、尚志でのトレーニングで「守備のビジョン」を持つことを意識してきたという。「DAY1終わってからやるようになった。これまでは考えていなかった」。試合だけではなく、トレーニングから自分のプレーを一つひとつ振り返り、なぜやられたのか、相手は何を考えていたのか、もっと良い守りができなかったか、考えて、自分の強みを発揮しながら守る術を構築しようとしてきた。

8月28日のDAY2では2対2の対応や、セットプレーの際のゴール前での1対1の攻防などをサポートメンバーたちとローテーションで行っていたが、自分たちのプレーが終わるたびに岩政氏に声を掛けられて会話を繰り返していた。

 DAY3は尚志でのチームトレーニング、DAY4はJクラブへの練習参加が予定されている。残り2回に関しては個人への声がけが限られるため、岩政氏は意図的に今回のDAY2で多くの声がけをしていた。ファーストディフェンダー時とセカンドディフェンダー時の動き方、体の向き、考え方、チャレンジ&カバーを繰り返しながらチャレンジ&チャレンジへ移る瞬間を逃さずにボールを奪い取ること……。守り方は人によって様々。岩政氏は正解ではなく、守り方のヒントを与えている。

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