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大逆転呼び込む同点弾に退場誘発、興梠「あれがレッドは少しかわいそう」

ゲキサカ / 2017年9月14日 0時4分

前半35分に同点ゴールを決めたFW興梠慎三

[9.13 ACL準々決勝第2戦 浦和4-1川崎F 埼玉]

 大逆転劇を呼び込んだ。0-1の前半35分に同点ゴールを決めた浦和レッズのFW興梠慎三は直後の38分にDF車屋紳太郎の退場を誘発。数的優位に立った浦和は後半、一方的に川崎Fを攻め立て、一挙に3ゴールを奪い、4-1と逆転した。

 2試合合計5-4の大逆転突破。「同点に追いついて、相手が一人退場になって、『逆転できる』『3点取れる』と声をかけ合いながらやっていた」。試合をそう振り返る興梠は「(決勝トーナメント1回戦の)済州戦も逆転したし、『やればできる』と声をかけていた。逆転できると信じてやっていたし、チャンスで決められたのが何よりだった」と胸を張った。

 前半35分の同点ゴールはMF矢島慎也からの絶妙なスルーパスに反応。DFに寄せられながらも、至近距離で1対1になったGKの脇を抜く技ありシュートでゴールに流し込んだ。「(矢島)慎也からいいボールが来た。キーパーを見て冷静に決められた。相手のディフェンスがスライディングしそうな感じで少し気になったけど、キーパーを見てあそこしかなかった」。前半のうちに追いついたことも大きかったが、試合を大きく動かしたのは、やはり川崎Fの退場劇だった。

 同点直後の前半38分、タッチライン際でヘディングしようとした興梠に対し、足を高く上げた車屋の足裏が興梠の顔面をなでるように振り下ろされた。危険なプレーにサウジアラビアのファハド・アルミルダシ主審はレッドカードを提示。車屋は「当たった感覚はなかった。まさかレッドとは思わなかった」と判定に不満を示したが、“被害者”である興梠も「あれがレッドは少しかわいそうかなと思う」と、車屋をかばうようにコメントした。

「ACLでは、特に中東の人が吹くと、すぐカードが出る。自分たちも気を付けていた」。3月15日にアウェーで行われたグループリーグ第3節の上海上港戦(2-3)では興梠自身、後半アディショナルタイムに一発退場となっていた。このとき笛を吹いていたのは、くしくもこの日と同じアルミルダシ主審。“経験”の差が出たか、今回は判定にも味方された興梠は「最近、大量得点の試合がなかった。久々にいい試合ができてよかった」と笑みをこぼした。

(取材・文 西山紘平)
●ACL2017特設ページ

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