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[MOM464]関西学院大MF岩本和希(2年)_中盤で存在感!観客を魅了する攻撃センスとタフな守備

ゲキサカ / 2017年9月22日 11時19分

勝負の2年目、存在感を示した岩本

[9.18 第95回関西学生L後期第1節 関西学院大2-1京都産業大 西京極]

 「予想はしていたが、しんどい試合だった」と関西学院大・高橋宏次郎ヘッドコーチが振り返ったとおりの一戦となった。FW難波圭輔(4年=市立西宮高)、MF山本悠樹(2年=草津東高)のゴールで2点をリードして前半を折り返したが、後半立ち上がりに京都産業大FW高橋佳(3年=阪南大学高)に1点を返されると、迫力をもって攻撃を仕掛ける相手に苦しめられた。そんな試合展開のなか、中盤で存在感を見せたのが、MF岩本和希(2年=G大阪ユース)だ。

 高い技術に支えられた正確なボールコントロールでゲームを組み立てることができる岩本だが、この日はディフェンスでも奮闘が光った。高橋ヘッドコーチは「真面目で賢い選手なので、センターバックが出た後の守備のスペースを埋めて、攻守のバランスを取ってくれた」と評価。本人も「後半は自分たちの持ち味が出せていなかったので、守備で走って相手の起点をつぶそうと心掛けた」と守備への意識を話す。

 U-17日本代表にも選出された逸材だが、ルーキーイヤーはケガもあり、定位置を奪えずにもがいた一年だった。昨年はスタメン起用された試合で持ち味を出せないまま、前半途中で交代となる苦い経験もあった。思うようにはいかないなかで、自ら何が足りないのかを考え、「幅を広げよう」と意識して取り組んできた守備力を、大事な後期開幕戦で自信を持って発揮することができた。

 敗れた総理大臣杯・明治大戦では途中出場し、プレッシャーを交わして相手の裏を取るパスも見せ、長所である攻撃面でのセンスを披露。高橋ヘッドコーチも「押し込まれている中でも攻撃で違いを作れるプレーをもっと出せるようになってほしい」と期待をかける。

 この日は「京産大が前に来る分、そこで一枚はがして前を向けたらチャンスをもっと作れた。」と反省を口にした岩本だが、「攻撃の時間を増やすためにも、自分のプレーと声で周りを動かせるようにしていきたい」と意欲的に課題にも取り組む。

 2回生になってからは学年ミーティングでも積極的に意見を述べ、チームを引っ張る姿勢も出てきたという岩本。「下級生だけど関係なく、自分や山本がプレーで違いを出して相手を上回れるよう攻撃を引っ張りたい」と強い自覚を見せる。観客を魅了する攻撃センスとタフな守備で、今シーズンはチームを牽引する選手へとさらなる成長を遂げる。

(取材・文 蟹江恭代)●第95回関西学生1部L特集

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