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[国体少年男子]1回戦の注目対決は静岡県に軍配!後半終了間際の決勝点で福岡県撃破!

ゲキサカ / 2017年10月2日 7時13分

後半31分、静岡県FW植中朝日が決勝ゴール。(写真協力=高校サッカー年鑑)

[10.1 国体少年男子1回戦 福岡県 0-1 静岡県 新居浜市営サッカー場1G]

 1日、第72回国民体育大会 「愛顔つなぐえひめ国体」サッカー競技少年男子の部1回戦が行われ、最多20回優勝の静岡県と15年大会優勝の福岡県が激突。1回戦屈指の好カードとなった一戦は、後半終了4分前にFW植中朝日(JFAアカデミー福島U18、1年)が決めた決勝点によって静岡県が1-0で勝った。静岡県は2日の2回戦で京都府と対戦する。

 千葉県と同点優勝した11年大会以来、6年ぶりの優勝を狙う静岡県が苦しみながらも初戦を突破した。昨年、清水ジュニアユースで中学年代3冠を経験しているメンバーを中心に、ともにU-16日本代表のMF瀬畠義成(2年)とCB狩野奏人(1年)らJFAアカデミー福島U18の選手たちを加えて構成されている静岡県は前半、初戦の緊張、福岡県の厳しいプレッシャーの前に思うようにボールを動かすことができず、チャレンジするようなパス、崩しの回数も少なかった。

 一方、福岡県は大型FW大森真吾(東福岡高2年)が浮き球でも正確にボールを収め、そこからU-15日本代表MF荒木遼太郎(東福岡高1年)のアイディアあるパスや左SB橋口拳志(豊国学園高2年)の力強い攻撃参加などからシュートシーンを増やそうとしていく。

 静岡県はポストに救われるシーンもありながら、0-0のまま試合を進める。後半は相手の起点を封じ、狩野が危険の芽を良く摘んでいた一方で、「ボールを持ってこそ、静岡の良さが出る」と加藤慎一郎監督(清水ユース)が語る攻撃面も改善。植中やFW青島太一(清水ユース、1年)が動き出し良く相手の背後を狙うなど、スペースを狙う動きが増え、「相手の前で動かすことが多かった。(パスの)テンポ、判断も遅かった」(加藤監督)という前半から後半は相手の間を取り、攻撃のテンポも向上した。

 福岡県もCB児島信之介(福岡U-18、2年)とCB鷹巣直希(福岡U-18、1年)を中心に粘り強く対応していたが、後半31分に静岡県がスコアを動かす。右スローインからU-16日本代表MF川本梨誉(清水ユース、1年)が相手の背中を取る形で切れ込むと、最後は植中が右足シュートをゴール左隅へねじ込んだ。

 注目カードを制した静岡県。試合終了の笛が鳴ると、静岡県の選手たちが拳を振り上げ、福岡県の選手たちがピッチに崩れ落ちた。静岡県の加藤監督が「目標は優勝ですよ」と言い切るように、同年代の中でも経験値豊富な集団が目指すのは頂点だけだ。その上で、瀬畠は「毎年、静岡は優勝以外ありえないという話が出ていると思うんですけど、今年のチームは優勝、決勝はどうだというよりも一つひとつをしっかりと戦って結果として優勝と監督含めてスタッフが意識している」と強調。王国復権へ、静岡県は目の前の一戦一戦に集中して白星を重ねていく。

(取材・文 吉田太郎)●第72回国民体育大会「愛顔つなぐえひめ国体」特集

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