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[国体少年男子]青森県執念の猛攻も、広島県が走り勝つ!激闘制した前回王者が2連覇王手!

ゲキサカ / 2017年10月4日 19時9分

広島県イレブンが拳を突き上げ、青森県イレブンはピッチに崩れ落ちた(写真協力=高校サッカー年鑑)

[10.4 国体少年男子準決勝 広島県 1-0 青森県 新居浜市営サッカー場1G]

 広島県が連覇へ王手! 第72回国民体育大会「愛顔つなぐえひめ国体」サッカー競技少年男子の部は4日、準決勝が行われた。FW鮎川峻(広島ユース、1年)の決勝ゴールによって、前回大会優勝の広島県が初の決勝進出を狙った青森県に1-0で勝利。2連覇まであと1勝とした広島県は5日の決勝戦で神奈川県と戦う。

 試合後、広島県の岩成智和監督(広島ユース)は「よう走りましたよ。(広島県は)見ている人が面白くて、グッと来るようなゲームをしようと。(プロでも)最後まで応援してもらえるのは、そういう人、感動を与える人だと思います」と語っていた。その言葉通り、広島県と青森県は最後まで走り、戦い、勝利を目指し合った。試合後のクールダウン中も涙が止まらない選手がいたほどの青森県の執念を上回った広島県が、1-0で勝利。激闘を制して決勝へ駒を進めた。

 前半、青森県はボールを奪った勢いで一気に前進。セットプレーを獲得すると、右SB鈴木琉聖(青森山田高1年)のロングスローやMF武田英寿(青森山田高1年)の左足キックなどからゴールを奪おうとした。

 対する広島県はMF影山兼三(広島ユース、1年)やMF土肥航大(広島ユース、1年)がビルドアップに加わりながらボールを動かし、スペースへのスプリントを連発するFW鮎川峻(広島ユース、1年)への縦パスを狙う。選手それぞれが幅のある動きで変化を加えながら相手の守りの隙を作り出し、右MF佐藤幸生(広島ユース、1年)のクロスにFW大堀亮之介(広島ユース、2年)が飛び込んだり、土肥のミドルシュートなどで青森県ゴールを脅かした。

 0-0で折り返した試合は後半11分にスコアが動いた。広島県は敵陣で相手ロングスローを大堀が頭で跳ね返すと、これを拾った鮎川が狭いスペースへパスを通す。そして、FW棚田颯(広島ユース、1年)がDF間を一気にドリブルで抜けてゴールエリアまでボールを持ち込むと、最後はGKを引きつけて出したラストパスを鮎川が右足でゴールへ押し込んだ。

 今大会、全7得点を後半以降(延長戦の1得点を含む)に挙げていた広島が再び後半にゴール。青森県は直後にボールの収まるFW野月俊(三本木農高(1年)をピッチへ送り出し、攻撃に変化を加える。そしてチャンスを作り出したが、17分にスルーパスでMF那俄牲海(青森山田高1年)が抜け出したシーンは広島県GK青木陸(広島ユース、1年)が飛び出してストップ。20分には右CKをMF藤原優大(青森山田中3年)が頭で合わせたが、これも広島県DFにクリアされてしまう。

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