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[国体少年男子]延長激闘のファイナル、FW宮城の決勝PKによって神奈川県が2年ぶりV!!

ゲキサカ / 2017年10月5日 15時58分

優勝を喜ぶ神奈川県イレブン。(写真協力=高校サッカー年鑑)

[10.5 国体少年男子決勝戦 広島県 0-1(延長)神奈川県 西条市ひうち陸上競技場]

 16歳以下の都道府県選抜チームが日本一を争う第72回国民体育大会「愛顔つなぐえひめ国体」サッカー競技少年男子の部は5日午後、決勝戦を行い、2連覇を狙う広島県と2年ぶりの優勝を目指す神奈川県が激突。延長後半6分にFW宮城天(川崎F U-18、1年)が決めた決勝PKによって神奈川県が1-0で勝ち、2年ぶり7回目の優勝を果たした。

 地元小中学生の大応援によって素晴らしい雰囲気に包まれていたファイナル。「ひろしま!」「かながわ!」の声と応援歌が飛び交う中で行われた新旧王者対決は、延長戦を含む90分間の激闘の末、神奈川県が頂点に立った。

 広島県は3-4-3システム。GKは青木陸(広島ユース、1年)で3バックは細谷航平(広島ユース、1年)を中央に右が石上航(広島ユース、1年)で左が疋田勝人(広島皆実高2年)。中盤は土肥航大(広島ユース、1年)と影山兼三(広島ユース、1年)のダブルボランチで右ウイングバックが佐藤幸生(広島ユース、1年)、左が西川歩(広島ユース、1年)。前線は棚田颯(広島ユース、1年)と、得点ランキング首位の鮎川峻(広島ユース、1年)、そして前回大会優勝経験者の大堀亮之介主将(広島ユース、2年)が3トップを組んだ。

 一方の神奈川は4-4-2システム。GKが山田怜於(鎌倉高1年)で4バックは右SB島崎元(川崎F U-18、2年)、CB和田昂士(横浜FMユース、1年)、CB小林夏生(横浜FMユース、1年)、左SB岩井龍翔司(横浜FMユース、1年)。中盤は山本理仁(東京Vユース、1年)と柴田壮介(湘南ユース、1年)のダブルボランチで右MF松田詠太郎(横浜FMユース、1年)、左MF柴田徹主将(湘南ユース、2年)。2トップは準決勝で決勝ゴールの宮城と石井宏育(横浜FMユース、1年)がコンビを組んだ。

 ともにボールを握って後方から攻撃を組み立てる両チーム。広島はボールを動かす中で、相手のギャップを狙ってタイミング良く動き出す俊足FW鮎川や棚田にボールを合わせてそこで起点を作ろうとする。24分には中盤で相手のプレスを剥がした大堀のロングパスに鮎川が走り込んだが、PAから飛び出したGK山田が身体を投げ出してクリア。距離間よくボールを失ってもすぐにプレッシャーをかける神奈川県は簡単には良いボールを入れさせなかった。
  
 一方、神奈川県は今大会抜群の存在感を放つ山本がゲームメーク。前線でボールを引き出す宮城が正確な1タッチパスを落とすと、そこから攻撃をスピードアップ。狭い局面での崩しを狙い、宮城が鋭い仕掛けからフィニッシュまで持ち込むが、広島も球際でのチェックが厳しく、簡単には打開をさせない。前半24分に山本の右CKから和田が放った決定的なヘッドも広島GK青木がファインセーブで逃れ、0-0で前半を折り返した。

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