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後半残り5分で追いつき、PK戦で守護神3本ストップ!千葉4強入り掲げる幕張総合が市立千葉との激闘制す!

ゲキサカ / 2017年10月11日 13時23分

後半35分、幕張総合高はCB石坂直也(右から2人目)が同点ヘッド

[10.9 選手権千葉県予選決勝T2回戦 市立千葉高 1-1(PK3-4)幕張総合高 中央学院大つくし野G]

 9日、第96回全国高校サッカー選手権千葉県予選決勝トーナメント2回戦で市立千葉高と幕張総合高が対戦し、1-1でもつれ込んだPK戦の末、幕張総合が4-3で勝った。幕張総合は29日の3回戦で東京学館高対木更津総合高戦の勝者と戦う。

 苦しみ抜いて掴んだ3回戦へのチケット。それだけに喜びは格別だった。1-1で突入したPK戦。先攻・幕張総合の1人目をGK西雄太郎(3年)が右へ跳んでストップする。だが、幕張総合はGK武子航大(3年)が市立千葉の2人目、3人目を連続セーブ。すると、西が幕張総合4人目を止め返して、会場は異様な雰囲気に包まれた。

 このあと重圧のかかるPKを互いに決め続けて3-3で迎えた6人目、幕張総合CB長田直樹(3年)の一撃はGKに触れられながらもゴールイン。直後、市立千葉のシュートをGK武子が右へ跳んで止めると、死闘を制した幕張総合の選手たち、ピッチサイドで応援していた控え部員や同級生までもがピッチに飛び出して興奮状態となった。

 かつてプリンスリーグ関東で戦っていた歴史も持つ県立の強豪・幕張総合に対し、市立千葉の頑張りが光るゲームだった。立ち上がりから幕張総合が押し込む展開。視野の広さを感じさせるプレーでチームを牽引する10番MF戸村理人主将(3年)の精度の高いキックから、左SB三上凌(3年)らがサイドを個、連係で切り崩してクロスへと持ち込む。
 
 だが、河合英治監督が「サイドからアタッキングサードに入って行くこととフィニッシュのところを課題にしてきた。(この日は)崩すところとフィニッシュのところで同じ絵を描けていなかった」と指摘したように、サイドからの攻撃で再三決定的な形を作りながらもゴール前で噛み合わずに得点することができない。

 対する市立千葉は素晴らしいカバーリングを連発していたCB橋本健太郎主将(3年)を中心とした3バックや、GK西の好守などによって得点を許さない。決定機を作られながらも前半を0-0で凌ぎ切ると、逆に後半は左利きの司令塔・MF神田治樹(3年)のサイドチェンジや、力強い動きで一発の可能性を示していたFW落合凌我(3年)を中心とした攻撃で攻め返す回数を増やしていた。

 迎えた後半25分、市立千葉は自陣からカウンター攻撃を発動。直前に投入されたばかりのFW杉山宗一朗(3年)がMF田川颯馬(2年)の縦パスで抜け出し、右足シュートをねじ込んだ。杉山が決めたファーストプレーでのゴールに市立千葉は喜びを大爆発。一方、押し込み続けながらも攻守が連動せずに隙を作ってしまった幕張総合は、追い詰められる展開となった。

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