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[球蹴男児U-16リーグ]意地見せた東福岡!最終戦で優勝校・大津に逆転勝ち!

ゲキサカ / 2017年10月12日 16時29分

後半28分、MF國府田駿の決勝ゴールを喜ぶ東福岡高イレブン

[10.8 球蹴男児U-16リーグ第17節 大津高 1-2 東福岡高 垂水市多目的広場]

 九州の強豪18校が優勝を争った「2017 球蹴男児U-16リーグ」は8日、最終節を行った。前日の第16節で優勝を決めている大津高(熊本)と、逆転での2位以内と全国出場の可能性を持つ東福岡高(福岡)との一戦は東福岡が2-1で逆転勝ち。意地の白星を挙げた東福岡だったが、神村学園高に勝ち点1届かず3位に終わり、全国出場を逃した。

 大会関係者は「ヒガシ、凄い声。気合入っていますよ」と大声を発しながら試合前のウォーミングアップを進めていた東福岡イレブンの姿に驚いていた。終盤戦の怒涛の追い上げによって全国出場権争いに食い込んできた東福岡だが、逆転で全国大会に出場するためには勝つしかない状況。加えて、対戦相手は前日に優勝を決めていた大津と、テンションは試合前からかなり上がっているようだった。

 序盤から攻守におけるスピード感、球際の攻防含めてハイレベルな一戦に。その中でスコアを先に動かしたのは大津だった。前半32分、中盤中央でボールを持ったMF野口陸斗が右斜め方向へのドリブルで中央の局面を打開。最後はラストパスを得点ランキング2位のFW東創也が押し込んで大津がリードを奪った。

 東福岡は1トップのFW田頭亮太が絡んだスピーディーなパス交換によってサイドへボールを展開。そこからMF渡辺葵佑海のドリブル突破などでクロスまで持ち込んでいたが、精度を欠いてしまうなど、前半は得点することができなかった。

 それでも東福岡は後半に試合をひっくり返す。6分、後半開始から出場のU-15日本代表MF荒木遼太郎が獲得したCKは一度クリアされたものの、そのセカンドボールからMF田尻将太がクロス。これを荒木が合わせて同点に追いついた。

 荒木が加わり、攻撃が活性化した東福岡はチャンスの数を増やす。対する大津はGK佐藤亮汰がファインセーブを連発。連続失点してもおかしくないような展開だったが、守護神の奮闘が試合を引き締める。

 それでも、東福岡は後半28分にMF國府田駿が勝ち越しゴール。ついに奪ったリードに喜びを爆発させた。一方の大津は相手に決定機を作られながらも、ゴールを目指し続ける。同点機も作り出したが、東福岡はそれぞれの一歩が速く、複数の選手が大津の選手に寄せ、セカンドボールに反応。集中力の高いプレーを見せた東福岡が2-1で勝利した。

 1時間早く試合をスタートしていた神村学園が勝利したために、東福岡は3位でリーグ戦を終了。全国には勝ち点1差で手が届かなかったが、それでも荒木は「大津の1位が決まっていたので、自分たちはまず勝たないと全国大会に行けない。残念ながら全国には行けなかったんですけれども、良い戦いをして勝てたのでそこは評価していいと思います」と胸を張った。

 一方の大津・東は「優勝という良い結果で終われたんですけれども、最後の試合でライバルの東福岡に負けてしまって悔しい気持ちです」。今後3年間続くライバル対決はまず東福岡の1勝。次の対戦までにそれぞれがレベルアップする。

(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
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