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シーソーゲーム制したのは名古屋!! 12戦無敗の湘南撃破で4連勝

ゲキサカ / 2017年10月15日 16時9分

決勝ゴールを奪った名古屋グランパスFW玉田圭司

[10.15 J2第37節 名古屋3-2湘南 瑞穂]

 J2は15日に第37節を開催し、パロマ瑞穂スタジアムでは4位の名古屋グランパスと首位の湘南ベルマーレによる上位対決が行われた。前半を2-1と湘南がリードして折り返すが、後半9分までに名古屋が逆転に成功すると、そのまま逃げ切って3-2の勝利を収めて4連勝を飾った。

 3連勝中のホーム名古屋は前節山口戦(○3-1)から先発の入れ替えはなく、同じ11人がスターティングメンバーに名を連ねた。一方、ここ12戦無敗(9勝3分)の湘南は前節水戸戦(○3-0)から先発1人を入れ替え、FWドラガン・ムルジャらを先発起用した。[スタメン&布陣はコチラ]

 立ち上がりから両チームともにゴールを脅かす場面を創出。まずは前半2分、DF岡本拓也のロングパスで最終ラインの裏を取ったMF山田直輝が巧みなコントロールから左足シュートを放つもGK武田洋平に阻まれ、こぼれ球に反応したDF杉岡大暉のシュートは枠を捉え切れず。すると、直後の同4分に名古屋が鮮やかなカウンターから先制に成功する。

 中盤でボールを受けたMF小林裕紀が前線に駆け上がるFW玉田圭司に鋭いスルーパスを届けると、左サイドに流れてボールをキープした玉田の折り返しに対し、ニアサイドに走り込んだFWガブリエル・シャビエルがワンタッチで流し込んでスコアを1-0とした。

 1点のビハインドを背負った湘南は同23分にカウンターを発動させると、右サイドで受けたムルジャが独力でPA内まで運んでフィニッシュに持ち込んだが、シュートは武田に阻まれる。だが同27分、右サイドからMF秋野央樹が送ったクロスを山田が胸で巧みに流すと、後方のMF菊地俊介が右足でねじ込んで試合を振り出しに戻した。さらに同40分、高い位置でボールを奪い取るとMF石川俊輝からPA内でパスを受けた菊地が右足シュートでネットを揺らし、湘南が逆転に成功した。

 2-1と湘南がリードしたまま後半を迎えると、1点のビハインドを背負う名古屋はFW佐藤寿人に代えてFWシモビッチを投入。すると同5分、左サイドから和泉が入れたクロスをPA内で胸トラップして落ち着かせたシモビッチが、振り向きざまに強烈な左足ボレーを突き刺して名古屋が同点に追い付く。勢いに乗った名古屋はさらに同9分、FKのチャンスでシャビエルが横に流したボールをMF田口泰士がシュート狙うと、コース上にいた玉田がヒールで流し込み、3-2と再びリードを奪った。

 リードを許した湘南は後半16分にMF藤田征也に代えてFW松田天馬、同22分にムルジャに代えてFW野田隆之介をピッチに送り込んだ。リードを奪う名古屋だが、同27分にアクシデントが発生。ヒールパスをした際に負傷したシャビエルがプレー続行不可能と判断され、MF杉森考起との交代を余儀なくされた。

 その後は湘南が圧力を強めたものの、同点ゴールは生まれずに名古屋が3-2の勝利。湘南は13試合ぶりに黒星を喫することになった。

(取材・文 折戸岳彦)★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
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