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えっ、オウンゴール?ヒーローインタビューで思わず絶句…遠藤渓太が“二転三転”の日産初ゴール

ゲキサカ / 2017年10月21日 23時31分

日産スタジアム初ゴールとなる決勝点を決めた横浜FMのMF遠藤渓太

[10.21 J1第30節 横浜FM3-2鹿島 日産ス]

 二転三転の末、自分のゴールと認められた。横浜F・マリノスは2-2で迎えた後半29分、DF山中亮輔のスルーパスからPA内左に走り込んだMF遠藤渓太が鋭い反転でDF山本脩斗をかわし、右足でシュート。GK曽ヶ端準の指先をかすめたボールはDF昌子源に当たってゴールマウスに吸い込まれた。

 最後は昌子に当たってコースが変わっていたとはいえ、昌子が触れていなくてもゴールに入っていたように見えた。得点直後は場内でも遠藤のゴールとアナウンスされたが、その後、オウンゴールに訂正。試合後のヒーローインタビューで「オウンゴールみたいな感じだったけど、日産スタジアムで初ゴールを決められてうれしいです」と満面の笑顔を見せた遠藤だったが、インタビュアーから「残念ながら公式記録ではオウンゴールになりました」と伝えられ、思わず絶句した。

 ただ、最終的に公式記録は遠藤のゴールに“再訂正”。2試合ぶり今季2ゴール目で、正真正銘の日産スタジアム初ゴールとなった。報道陣の待つミックスゾーンに姿を見せた遠藤はヒーローインタビューでの一幕を聞かれ、「へこんだというか、焦った。オウンゴールとか、そんなこと1ミリも思ってなかったし、あんまり喜べないじゃんって」と苦笑い。得点シーンについては「自分でも感覚的にターンした。シュートは打つしかないと思って、(ゴールは見えていなかったけど)このへんだろうなと思って打った」と振り返った。

 9月30日にアウェーで行われたG大阪戦(2-1)でJ1初ゴールを決めた19歳は4月26日にホームで行われたルヴァン杯・新潟戦(4-1)でプロ初得点を記録していたが、このときの会場はニッパツ三ツ沢球技場だった。「いつかここで決めたいと思っていたし、三ツ沢とか吹田では決めていたけど、こういう大事な試合で鹿島相手に決められたことはうれしいし、喜べるかなと思う」と、あらためて“ゴール”の味を噛み締めていた。

(取材・文 西山紘平)
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