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自慢の3トップが揃い踏み!「全国に帰らないといけない」長崎総科大附が8発大勝で連覇に王手

ゲキサカ / 2017年10月23日 10時31分

先制点を奪ったFW中村聖鷹(3年)をチームメイトが祝福

[10.22 選手権長崎県予選準決勝 長崎総合科学大附高 8-1 島原商高 大村市古賀島スポーツ広場]

 第96回全国高校サッカー選手権長崎県予選準決勝が22日に行われ、長崎総合科学大附高が島原商高に8-1で大勝。来月12日に行われる決勝戦に進出した。

 自慢のアタッカー陣が大暴れした長崎総科大附が2年連続5回目の選手権出場に王手をかけた。「前日に下見をして、風が強い会場だとは分かっていたけど、台風の影響で思っていた以上に風が強かった」とDF田中純平(3年)が振り返ったように、序盤は風速10mを超える強風に苦しんだが、時間の経過と共に後方から素早くU-18日本代表のFW安藤瑞季(3年)らアタッカー陣にボールを預けるプランが機能。持ったら、FW荒木駿太(3年)とFW中村聖鷹(3年)の両ウイングが積極的にドリブルを狙い、相手ゴールに迫った。

 先制点が生まれたのは前半11分。左CKをクリアされたボールを中村聖が高い位置で拾って、冷静に左足シュートを叩き込み、均衡を崩す。すると、ここからは「1点獲れれば、勢いに乗れるのが自分たちのチームの特長」(安藤)を発揮し、21分には右サイドを上がったDF岩本蓮太(3年)のパスがゴール前にこぼれた所を荒木が押し込んだ。

 前半26分には、他のFW陣に遅れをとったエースも躍動する。低い位置でボールを受けた安藤を起点に、MF田崎友佑哉(3年)、岩本と素早く繋ぎ、ラストはゴール前に走り込んだ安藤がしっかりと3点目をマーク。31分にも安藤がPA手前で得たFKをクロスバーに当てながら直接決めて、前半のうちに試合の大勢を決定づけた。

 前半33分には、守備の時間が続いた島原商にもチャンスが訪れ、相手DFの処理ミスを奪ったFW宮崎悠太(3年)が遠目からゴールを狙ったが、枠を捉えることができず、0-4で前半を終えた。

 後半も長崎総科大附の勢いは止まらない。2分にマークした田崎の得点を皮切りに4得点を奪取。守備も「本当に人として立派。将来、指導者になっても立派な指導者になると思う。コイツがいなければ、チームとして成り立たない」と、小嶺忠敏監督が絶大な信頼を寄せる田中を中心に無失点を続けたが、試合終了間際のアディショナルタイム3分には島原商MF塩塚雄清(2年)にゴールを許し、タイムアップ。「最後に失点したのが問題」と小嶺監督が嘆いたように、持ち味の攻撃力を発揮する一方で、課題を改めて露呈する試合となった。

 夏のインターハイはベスト8まで進出したが、小嶺監督からは「ベスト8になった位で勘違いするな。天狗になるのは日本一になってからだぞ」とハッパをかけられ、選手権に向けての準備をしてきた。視線に捉えるのは全国8強の先にある日本一の称号。だからこそ、ここまで予選3試合で18得点を奪っても驕りは見られず、「点が入っているのは良いことですけど、3試合連続で失点しているのは課題。県では絶対にあってはならないことだと思うので決勝では修正したい」(田中)と反省を忘れない。

 田中が「自分たちは全国の舞台に帰らないといけない。そのためにはしっかり決勝を勝って、もう一度日本一にチャレンジする資格を得たい」と意気込むように、決勝も気を緩めることなく、相手を圧倒し、県の頂点に立つつもりだ。

(取材・文 森田将義)●【特設】高校選手権2017

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