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[関東]台風接近劣悪ピッチ…流経大の連勝を止めたのは順大!!再び首位と2差

ゲキサカ / 2017年10月22日 21時37分

台風の影響で視界も悪く、劣悪なピッチの中で行われた一戦。順天堂大が流通経済大に2-1で逆転勝ちを飾った

[10.22 関東大学1部L第18節 順天堂大2-1流通経済大 柏の葉]

 関東大学1部リーグ第18節が22日に行われ、柏の葉陸上競技場の第1試合では順天堂大が流通経済大に2-1で勝利した。前節後期初黒星を喫していた順天堂大だったが、首位筑波大が引き分けたことで、勝ち点差は再び2に縮まった。また順大は大学選手権(インカレ)への出場権を獲得した。流通経済大の連勝は6で止まった。

 順大は前節、降格圏に沈む日本体育大に0-2でまさかの敗戦。後期初黒星を喫し、首位筑波大との勝ち点差が4に広がっていた。対する流経大は後期6戦全勝と絶好調。順大も連敗を避けたい一戦だったが、流経大も勝ち点3差、勝てば順位逆転の可能性がある一戦に燃えていた。

 ただこの日は大型で非常に強い台風21号の影響で、試合前から大雨が降る最悪の天候。選手たちの視界も妨げた。柏の葉陸上競技場のピッチには水が浮き、蹴ったボールがすぐに止まる劣悪なコンディションの中でキックオフの笛が吹かれた。

 序盤、積極的に立ち上がったのは順大だった。しかし前半4分には反転でDFをかわして抜け出したFW旗手怜央(2年=静岡学園高)がGKと1対1となるが、シュートを左に外してしまう。同14分の旗手のラストパスからMF室伏航(4年=市立船橋高)が狙ったシュートもGKオビ・パウエル・オビンナ(2年=JFAアカデミー福島)にキャッチされた。

 そんな中で流経大がワンプレーで局面を打開する。前半33分、FW星野秀平(4年=流通経済大柏高)の浮き球パスから裏に走り込んだFW立花歩夢(4年=流通経済大柏高)がDF村松航太(2年=清水ユース)をかわしてエリア内に侵入。切り返したところでDF原田鉄平(4年=静岡学園高)に倒されてPKを獲得する。これをFWジャーメイン良(4年=流通経済大柏高)が豪快に蹴り込み、先制に成功。試合は流経大1点リードで前半を折り返した。

 しかし後半に入るとすぐに順大に試合を振り出しに戻すゴールが生まれる。エリア外やや右でボールを持った室伏が倒れ込みながらループシュートを狙う。するとこれが193cmGKオビ・パウエルの指先を抜け、ゴール左隅に収まった。

 テクニックに勝る順大か、パワーに勝る流経大か。同点とされた流経大は後半20分にDF小池裕太(3年=新潟U-18)のFKでゴールに迫るが、GK佐藤久弥(1年=東京Vユース)の横っ飛びセーブに防がれる。同23分にはFKのこぼれ球をジャーメインが左足ミドルで狙ったが、シュートは大きく枠上に外れていった。そして同24分、MF小野原和哉(3年=磐田U-18)がこの日2枚目のイエローカードで退場。残り時間、10人での戦いを強いられることになった。

 するとゴールに迫る場面を何度も作っていた旗手がついに流経大のゴールネットを揺らすことになる。直前のMF米田隼也(4年=静岡学園高)のパスから放ったシュートは枠左に外してしまったが、後半35分、裏に抜け出した旗手が右足シュートを蹴り込むと、ボールは左ポスト内側を叩いてゴールネットに収まった。

 最終盤に流経大はゴール前でビッグチャンス。後半アディショナルタイム1分にゴール正面、PAに入る直前でFKを獲得すると、精度の高いキックを何度も蹴り込んでいた小池が直接狙う。しかしシュートは無情にも枠上に外れてしまう。外れた瞬間、順大の堀池巧監督もベンチ前で派手なガッツポーズを作り喜びを爆発させていた。流経大の快進撃を止めた順大が、流経大との差を6に広げ、首位に迫る貴重な勝ち点3を積み上げた。

(取材・文 児玉幸洋)●第91回関東大学1部L特集

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