まさか!? レアル、初昇格ジローナに痛恨の逆転負け…バルサとの勝ち点差は8に

頼みのFWクリスティアーノ・ロナウドも不発に終わってレアル・マドリーは逆転負け

[10.29 リーガ・エスパニョーラ第10節 ジローナ2-1R・マドリー]

　リーガ・エスパニョーラ第10節2日目が29日に開催され、レアル・マドリーがクラブ史上初めて1部の舞台で戦っているジローナのホームに乗り込んだ。前半12分にMFイスコの得点で先制したレアルだったが、後半にジローナに2点を奪われて1-2の逆転負け。今季2敗目を喫したレアルは、首位バルセロナとの勝ち点差を「8」に広げられた。

　前半11分にゴールに迫ったのはホームのジローナだった。右サイドでボールを受けたDFパブロ・マッフェオが切り返しから左足で送ったクロスが直接ゴールを脅かしたが、ポストを叩いて先制点とはならず。すると、その流れからカウンターを発動したレアルがゴールを陥れる。

　こぼれ球を拾ったDFセルヒオ・ラモスから縦パスを受けたFWカリム・ベンゼマが、左サイドのFWクリスティアーノ・ロナウドに展開すると、対面する相手を外したC・ロナウドが右足を振り抜く。強烈なシュートはGKヤシン・ボノに阻まれたものの、こぼれ球をイスコが押し込んでスコアを1-0とした。

　1-0とレアルがリードしたまま後半を迎えると、後半9分にジローナが同点に追い付く。縦パスを受けたMFペレ・ポンスが鮮やかなボールタッチでレアル守備網を切り裂くと、ドリブルが突っかかってこぼれたボールを拾ったFWクリスティアン・ストゥアーニが華麗なダブルタッチでDFナチョ・フェルナンデスをかわし、右足シュートでネットを揺らした。

　さらに後半13分、試合を振り出しに戻して勢いに乗ったジローナが勝ち越しに成功する。MFアレックス・グラネルの鋭いスルーパスからPA内に進入したストゥアーニのシュートはGKキコ・カシージャに阻まれるが、こぼれ球に反応したマッフェオのシュートをゴール前のMFボルトゥがヒールでコースを変えてゴールに流し込み、スコアを1-2とした。

　その後は同点に追い付こうとするレアルが攻勢を掛けるが、粘り強く対応するジローナ守備を崩し切れず。同点ゴールが生まれないまま試合終了のホイッスルが吹かれ、王者レアルが昇格組ジローナに1-2で敗れた。
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