“県内4冠”狙う昌平が埼玉栄を下して4強入り、指揮官「一つ一つの勝負にこだわって」:埼玉
ゲキサカ / 2017年11月5日 7時50分
[11.4 選手権埼玉県予選準々決勝 昌平高 3-0 埼玉栄高 浦和駒場スタジアム]
第96回全国高校サッカー選手権大会埼玉県予選は4日、準々決勝1日目を浦和駒場スタジアムで行い、1試合目は夏のインターハイ予選優勝校の昌平高が埼玉栄高を3-0で下した。12日の準決勝では西武台高をPK戦の末に破った武南高と対戦する。
両校は今季、6月に行われたインハイ予選の準々決勝で対戦し、埼玉栄が先制点を奪って先行する展開ながら、優勝を果たした昌平が3-2で逆転勝利を収めた。今大会では互いに3回戦の1点差マッチを制し、全国行きを争う舞台で再び相まみえる形となった。
新人戦、関東大会予選、インハイと県内3冠を誇る昌平が序盤から主導権を握った。普段は「スロースターターというか、最初の入りが悪く、徐々に上げていく感じ」(藤島崇之監督)という埼玉王者だが、この日は立ち上がりから長短のパスを生かして効果的に敵陣へ侵攻。DF石井優輝(3年)らCBから1トップのFW佐相壱明(3年)への縦パスもよく通り、相手守備陣を押し下げることに成功した。
すると前半7分、昌平が早々にスコアを動かす。右サイドを突破した佐相が相手DFの股を抜くクロスを送ると、中央に走り込んだ右サイドFW森田翔(2年)がニアで受け、落ち着いてファーサイドにパス。フリーとなっていたMF渋屋航平(2年)がダイレクトでゴールネットを揺らし、理想的な形で試合をスタートさせた。
ところが「前半の中盤くらいからは、リズムを持って判断するような動きが少なかった」(藤島監督)と振り返ったように、その後は思うようなチャンスがつくれない。一方、埼玉栄はMF春原尊(2年)、FW新井亮士郎(3年)のドリブル突破を中心に攻撃を展開。決定機こそなかったが、MF福島健太(3年)の球際での奮闘も光り、徐々に拮抗した流れとなっていった。
それでも前半40分、幸運な形から昌平が追加点を奪った。MF原田虹輝(2年)の右CKは相手DFにクリアされたが、PA外でこぼれ球を待っていたMF山下勇希(3年)がヘディングで前方に配球。ゴール前に流れたボールに足を伸ばしたDF関根浩平(2年)は惜しくも触れることができなかったが、大きく跳ねたボールはそのままゴールマウスへと吸い込まれていった。
2点リードで試合を折り返した昌平だが、後半の立ち上がりは「タレントがいるなかで、縦に運ばれるシーンで怖さがある」(藤島監督)という埼玉栄の攻撃を受ける展開となった。後半8分、MF塚目海渡(3年)のシュートは惜しくも枠を外れたが、同9分には左サイドを突破したDF西見斗輝(2年)のクロスがGK緑川光希(3年)を強襲した。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
[MOM4662]昌平MF三浦悠代(3年)_ 「頭でサッカーが凄くできている」。元代表FWの玉田監督も称賛、小柄なMFが交代出場で2発!
ゲキサカ / 2024年4月14日 1時28分
-
玉田圭司新監督が求めることに対し、積極的にトライ。昌平が4-2で前橋育英に撃ち勝ち、初勝利を「プレゼント」
ゲキサカ / 2024年4月14日 0時6分
-
“8強屈指の大一番”レアルvsマンCは逆転に次ぐ逆転で3-3激闘ドロー!! 圧巻のスーパーゴールショー
ゲキサカ / 2024年4月10日 6時3分
-
なでしこジャパンは清家貴子の開始30秒弾で先制も…防戦一方、アメリカに逆転許して1-2敗戦
ゲキサカ / 2024年4月7日 6時42分
-
北朝鮮に大苦戦の森保J、田中碧の先制弾死守しW杯2次予選突破に王手
ゲキサカ / 2024年3月21日 21時20分
ランキング
-
1巨人・阿部監督 0―0ドローも「今日は勝ったね、勝ちました」 無得点は「僕のせい…すみません」
スポニチアネックス / 2024年4月19日 22時30分
-
22位上野菜々子「体の調子は良くなかった」 それでも好発進を決めた意外な理由「ちょうどよかった」
THE ANSWER / 2024年4月19日 19時4分
-
3ネリ豪語、東京ドーム満員に「オレが必要だ」 34年前はタイソン敗北「それは前兆かもしれない」
THE ANSWER / 2024年4月20日 8時13分
-
4【明らかになった水原一平容疑者の手口】大谷翔平の口座を第三者の目が及ばないように工作か 仲介した仕事でのピンハネ疑惑も
NEWSポストセブン / 2024年4月19日 7時13分
-
5【日本ハム】サヨナラ勝ちに新庄監督「2年間で全員が成長しまくった。本当強いチームになってきてます」
スポーツ報知 / 2024年4月19日 23時21分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください