ミランは10戦ぶりの完封勝利!ロマニョーリ&スソの2発で安定した試合展開見せる

DFアレッシオ・ロマニョーリが先制点を決めた

[11.5 セリエA第12節 サッスオーロ0-2ミラン]

　セリエAは5日、第12節を行った。ミランは敵地でサッスオーロと対戦し、2ー0で勝利。危なげない試合展開で公式戦10試合ぶりの完封勝利となった。

　ミランは公式戦7試合を1勝3分3敗として8位に低迷。ヨーロッパリーグ(EL)ではAEKアテネとの2試合ともスコアレスドローとなり、グループリーグ突破直前で足踏みをしている。今季のメインとなる3-4-2-1の布陣を敷き、DFレオナルド・ボヌッチが2試合の出場停止からリーグ戦先発復帰した。

　最前線にFWニコラ・カリニッチ、2列目にMFスソ、MFハカン・チャルハノールを置いて攻撃を仕掛けるミランだが、前半14分にアクシデント。右サイドを全力疾走したDFダビデ・カラブリアが軸足を痛め、DFイグナツィオ・アバーテとの交代を余儀なくされる。

　しかしアクシデントで流れは悪くならず、前半39分にミランが先制に成功する。MFフランク・ケシエが豪快なドリブル突破で右サイドからクロスを上げ、カリニッチが合わせるがセーブされてCKとなる。チャルハノールがショートコーナーからクロスを上げ、ゴール中央のDFアレッシオ・ロマニョーリが頭で流し込んで、今季初ゴールを決めた。

　1-0で前半を折り返したミランは後半22分に追加点を決める。ボリーニのロングパスに反応したスソが右サイドから切り込んでPA右に進入し、得意の形から左足を一閃。今季5点目となるゴールで勝利を決定づけた。2-0で試合を終えたミランは9月20日の第5節・SPAL戦(2-0)以来となる完封勝利。負けたらビンチェンツォ・モンテッラ監督の解任濃厚ともいわれる試合で、大きな1勝を手にした。
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