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[MOM487]筑波大FW中野誠也(4年)_優勝決める2ゴール!渡邉千真の最多得点記録に並んだエース

ゲキサカ / 2017年11月11日 22時14分

FW中野誠也(4年=磐田U-18)が2ゴールで筑波大を優勝に導いた

[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.11 関東大学1部L第21節 筑波大3-0流通経済大 たつのこ]

 11月11日。筑波大の背番号11、大学サッカー界のエースが2発を沈め、チームを優勝に導いた。後半途中でベンチに退いていたFW中野誠也(4年=磐田U-18)だが、アナウンスで優勝決定が知らされると、ベンチ前で喜びを爆発させた。

 関東大学サッカー史上最強ストライカーの称号も目の前だ。この日の2ゴールで、中野は今季リーグ戦の通算得点を20点に伸ばした。この数字は2007年度に当時早稲田大のFW渡邉千真(現神戸)が記録した関東1部の最多記録に並ぶもので、もちろん自己最多となる。

 昨年の悔しさが今年の更なる成長に繋がっている。昨年も得点王争いを繰り広げた中野だったが、最終節でPKを失敗。日体大FW高井和馬(現群馬)にわずか1得点届かず、得点王の逃していた。その後の大学選手権(インカレ)で得点王を獲得したが、やはりリーグ戦の悔しさは払拭できずにいた。

 今年1月に早くもジュビロ磐田への入団内定を発表して臨んだシーズン、「大学サッカーで一番取ってやる」という強い思いを持ってシーズンに入った。結果は見ての通り。Jクラブを破るなど快進撃を見せた天皇杯、ユニバーシアード大会で金メダルを獲得した全日本大学選抜でも中心選手として存在感をいかんなく発揮。この日の敵将、流通経済大の中野雄二監督も「中野がいるか、いないかの差だった」と脱帽するほど、絶対的な選手になった。

 インタビュー中、通りがかった小井土正亮監督から「あと一点」と茶々を入れられた。これには普段、「チームが勝てばいい」と繰り返す中野も、苦笑いを浮かべながら「本当は今日取っちゃいたかったですけどね」と本音をポロリ。しかし幸いにもあと1節を残しており、19日の順天堂大戦は本来、優勝決定戦となるはずだったが、最大の注目ポイントが中野の記録更新に移ることになった。

 1年生で1部降格を経験。2年時に2部で準優勝して1年で1部に返り咲くと、3年時は1部で準優勝。同年インカレを制して、最終学年の今季はついに1部優勝を果たした。「4年間やってきたことが間違ってなかった」。波乱万丈の大学サッカー生活もあとわずか。稀代の点取り屋がまずは次節、関東大学サッカーの歴史を塗り替える。

(取材・文 児玉幸洋)●第91回関東大学1部L特集

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