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苦戦も守備安定の中京大中京、スーパーサブ田邉の決勝ゴールで愛知決勝へ

ゲキサカ / 2017年11月12日 9時52分

後半23分、MF田邉隆平の決勝ゴールを喜ぶ中京大中京高イレブン

[11.11 選手権愛知県予選準決勝 中京大中京高 1-0 岡崎城西高 パロマ瑞穗]

 第96回全国高校サッカー選手権愛知県予選準決勝が11日、パロマ瑞穗スタジアムで行われ、第1試合で中京大中京高と岡崎城西高が対戦した。粘りの守りを見せる岡崎城西を中京大中京が攻め切れない流れになったが、スーパーサブの投入が活路を開き、後半に勝ち越し点を奪い取った中京大中京が1-0で勝利。18日にパロマ瑞穗スタジアムで行われる決勝戦へと駒を進めた。

 序盤からボールを支配していたのは中京大中京だった。しかし、どこかおかしい。岡山哲也監督が「勝たなければいけないという選手権ならではのプレッシャーなのか、どうも攻めにいくときになるとバランスやテンポが悪くなっていた」と振り返ったように、主導権は握っていても良い形の崩しにつながる場面は少ない。もちろんそれは、「全体の守備意識が高く、バランスの良いチーム」である岡崎城西の守りに阻まれていたということでもある。DF磯谷洋武(3年)を核とする岡崎城西守備陣は劣勢の流れを受け入れつつ、個での打開力を持ち、中京大中京側が最も強く警戒していたFW齋川昇吾(3年)ら攻撃陣の爆発を待った。

 だが、「守りに関しては心配していなかった」と岡山監督が胸を張ったように、押し込みながらもDF大角凱斗(3年)、MF棚瀬亮(3年)らのリスクマネジメントに抜かりはなく、岡崎城西の逆襲を許さない。前半、相手のシュート数を0本に抑える徹底ぶりを見せており、「守備は機能していたので、焦ってはいなかった」(MF本山遊大、3年)という流れを呼び込むこととなった。

 決定機でのシュートがポストに嫌われるなどなかなかゴールを奪えなかった中京大中京は、ハーフタイムに攻勢を強めるためのカードを切る。MF井村早良(3年)に代わって、テクニックと推進力を持つMF田邉隆平(3年)を送り込んだ。そしてこの田邉が期待に応えた。後半23分、本山が右サイドをドリブルでぶち抜いて折り返すと、中央で待っていた田邉が美味しく流し込み、中京大中京に待望の先制点が生まれた。

 この後は岡崎城西も必死の攻勢で相手ゴールに迫るが、中京大中京の注目GK吉田ディアンジェロ(2年)が守るゴールを破るには至らず。スコアは1-0で動かぬまま、試合終了の笛を聞くこととなった。

 試合後のフラッシュインタビューで開口一番、「ホッとしました」と漏らした岡山監督は苦しい試合をモノにしたことに安堵の表情を浮かべながらも「去年も(選手権を)落としているし、(決勝までの)1週間は勝つためにやるべきことを全部やりたい」と勝って兜の緒を締め直した。18日に行われる決勝の相手は県のライバル校である東海学園高。相手にとって不足はない。

(取材・文 川端暁彦)▼関連リンク
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