「瑞季の分も走ろうと」。九州屈指のゴールハンターFW荒木は走って長崎総科大附の優勝に貢献
ゲキサカ / 2017年11月13日 14時44分
[11.12 選手権長崎県決勝 長崎総合科学大附高 2-1(延長)長崎日大高]
延長後半、運動量に絶対の自信を持つ長崎総合科学大附高にとっても、体力的にキツイ時間帯に突入していた。その中で非常に目立っていたのがFW荒木駿太(3年)の動きだ。試合開始から90分以上が経っていたが、背番号7は攻守においてスプリントを繰り返していた。
この日は、AFC U-19選手権予選が開催されたモンゴルから帰国直後のエースFW安藤瑞季(3年)が、コンディション面で苦しんだ。前半は運動量を増やして走っていたものの、後半は運動量が減少。それでも、何度も彼に助けられてきたチームメートたちが安藤をサポートする。特に「瑞季の分も走ろうと思っていた」という荒木は、目に見えるほどの走り、頑張りで仲間たちを支えていた。
長崎代表の座を懸けた決勝戦は、プリンスリーグ九州で得点ランキング首位を独走する荒木自身にとっても満足の行くパフォーマンスではなかった。チーム全体的にミスが多い中、なかなか良い形でボールを受けることができず。得意のドリブルを幾度か繰り出したものの、九州屈指のゴールハンターはシュートゼロに終わっている。
その中で、何とかチームに貢献したいという思いが自身を走らせた。「きょうは結構調子悪くて……。でも、みんなのために走ろうと思って、延長だったらみんな足止まるんですけれども、自分でも走れると思っていた」。試合は延長後半終了間際の決勝点によって勝利。もちろん、勝利は嬉しかったが、自分の力を発揮できなかったという思いが強い。表彰式で彼や左SB小川貴之(3年)が、悔しそうな表情をしていたことも印象的だった。
「自分としてはこんなプレーしていたら全国で通用しないし、しっかりと自分の持ち味のドリブルをしたり、シュートも決めて貢献したい」。走って貢献した県決勝。得点王候補の一人として臨む選手権では走って、ゴールも決めてチームを勝たせる。
(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
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