[MOM2324]G大阪ユース MF丹羽匠(2年)_日頃からの姿勢がもたらした“ミラクル決勝点”
ゲキサカ / 2017年11月14日 20時26分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.12 Jユースカップ準決勝 G大阪ユース 4-3 川崎F U-18 金鳥スタ]
「あれが彼のストロングなんですよ。球際は一番いける」
ガンバ大阪ユースの實好礼忠監督は、4-3の劇的逆転勝利となったJユースカップ準決勝の決勝点について話を振られると、そう言って破顔した。
後半アディショナルタイム、G大阪のスローインから崩しに入っていく流れは美しかったが、シュート自体は何とも泥臭かった。MF森永耀晟(3年)のドリブルが阻まれ、ボールがこぼれたところをクリアに行った相手DFの前にMF丹羽匠(2年)が詰めていって足を伸ばした。
もともとは「シュートのこぼれ球に詰めようと思っていた」という位置取りから、とっさに切り替えてのプレーである。「先に触れるかなと思って足を出した」というギリギリのプレーは、伸ばした足にクリアが跳ね返って相手ゴールへ飛んでいくというミラクルな決勝点に繋がった。
幸運で決まったゴールではない。必死にボールへ詰めていく日頃からの姿勢が実った結果だった。「自分のゴールはキレイに入ることが少ない」と笑った丹羽の働きあっての大逆転劇だった。
決勝の相手である京都サンガF.C.U-18については「同い年(2年生)の子が多く活躍しているチーム」というイメージを持っているという。「知っている選手はいる?」との声には「福岡慎平とか知っています」とU-17W杯日本代表主将の名前を挙げた上で、「向こうは僕のことを知らんと思いますけど」とキッチリ関西テイストのボケで爆笑を誘って、取材を締めくくった。
(取材・文 川端暁彦)2017Jユースカップ特集
※決勝戦は11月19日、長野Uスタジアムで開催!
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