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会計士も目指していたカンテ、プレミア制覇まで上り詰めた男の過去とは

ゲキサカ / 2017年11月16日 16時53分

MFエンゴロ・カンテは2年連続でプレミアリーグ優勝を果たしている

 チェルシー所属のフランス代表MFエンゴロ・カンテがフランスリーグ6部所属時に会計士を目指していたことを語った。14日、クラブ公式サイトで伝えている。

 2015-16シーズンはレスター・シティで、16-17シーズンはチェルシーでプレミアリーグを制覇したカンテ。その優れた危機察知力とボール奪取力でピッチを躍動しながらも、シャイで思いやりのある性格としても知られている。

 両親はマリ出身ながらも自身はフランス育ちのカンテは、18歳のときにフランスリーグ6部のブローニュのセカンドチームに所属。プレーを続けながら勉学にも励んでおり、「18歳で学士号を取得して、さらに2年会計について勉強を重ねた」と語る。

 会計の勉強を続けた理由について「フットボール選手として生計を立てていけるかわからなかったからね」と現実的に考えた上での決断と打ち明けた。しかしその後ファーストチームに昇格しプロとなったことで、「そこで勉強することはやめたよ。会計の資格を既に持っていて、そっちの道の方が将来の予測がつきやすかったけれど、今ではフットボールに集中しているよ」とサッカー選手を選択したという。

 6部所属からプレミア屈指の選手へと成長を遂げたカンテだが、元々自信があったわけではなく、「フットボール選手ではなく、会計士になっていた可能性は否めないよ」とここまでの道のりを振り返る。「なぜならフットボール選手には何が起こるかわからないからね。上手くいくときもあれば違う時もある。だから今チェルシーにいることができてハッピーさ」と明るく語った。

 現在26歳のカンテはプロの中でも遅咲きの部類となる。「個人的にプロになるのは少し遅れたけど、このレベルで戦う準備を整えている時だった」と下積み時代を語る。「私は監督の言葉から学び続け、チームの成長と共に改善を続けるチームメイト全員を理解しようとした。自分が試合に出るときはチームにバランスをもたらすことが求められているんだと理解した」と自らの成長の理由を明かした。
●プレミアリーグ2017-18特集

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