流経大柏との決戦へ…岡山内定の市立船橋FW福元友哉「自分が点を取って勝たせたい」

準決勝で決勝点を挙げた市立船橋高FW福元友哉(3年)

[11.19 選手権千葉県予選準決勝 八千代高1-2市立船橋高 柏の葉]

　ファジアーノ岡山への加入が内定している市立船橋高FW福元友哉(3年)は19日に行われた準決勝の八千代高戦で、鋭い動き出しからのダイレクトシュートで決勝点を奪った。県総体決勝で敗れた流通経済大柏高との決勝でも、「自分が点を取ってチームを勝たせたい」と意気込んでいる。

　福元は八千代高戦の前半アディショナルタイム、中盤で前を向いたMF金井満生(3年)の浮き球スルーパスに抜け出し、PA内左寄りから左足でダイレクトシュート。「イメージどおりにボールが来たので、GKを見て決めた」とファーのサイドネットへ豪快に突き刺した。

　それまでは足元の技術を生かし、DFの前に潜り込むプレーが目立っていた。しかし、得点シーンでは「ボールが移動中だと相手が対応しづらい」と味方のビルドアップの最中に狙いを集中。「あそこは常に狙っている」という迷わぬ動きで、相手守備陣の間隙を突くことに成功した。

　決勝の相手は総体全国王者の流経大柏。「うまくいかないことが多かった中、先輩方が決めてくれたので勝てた」と勝利しながらも個人としては悔いを残した前回大会決勝と、「苦手のセットプレーで点を取られてしまった」という県総体決勝と同じ相手だ。

　もはやおなじみの相手に対して「とくに意識はしていない」と話す福元だが、「相手の空中戦は全国でもトップクラスに強い」と警戒。「試合が始まれば球際の戦いになると思うので、一歩も引かないようにしたい」。そう展開を見据えるエースストライカーは「勝てない時は自分が決めない時。自分が点を取って勝たせたい」と強い決意を口にした。

(取材・文　竹内達也)▼関連リンク
●【特設】高校選手権2017
★日テレジータスで「高校選手権」地区大会決勝を全試合放送!ライバル校、注目選手を要チェック!!