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“もしかしたら”が“現実”に…流経大柏MF熊澤和希、冷静な判断から生まれた決勝点

ゲキサカ / 2017年11月23日 21時18分

仲間から祝福される流通経済大柏高MF熊澤和希(2年)

[11.23 選手権千葉県予選決勝 流経柏高2-1市立船橋高 フクアリ]

 全国へと導く得点を生み出した。準決勝の日体大柏高戦でスターティングメンバーに名を連ねた流通経済大柏高MF熊澤和希(2年)だが、全国行きの切符を懸けた決勝の市立船橋高戦ではベンチスタートに。だが1-0とリードして迎えた後半21分にピッチに送り込まれると、同38分に大仕事をやってのける。

 左サイドを突破したMF金澤哲流(3年)がグラウンダーのクロスを送ると、ゴール中央でMF菊地泰智(3年)がボールを受ける。決定機を迎えたものの、熊澤は次のプレーの準備をしていた。「(菊地のシュートが)入ると思ったけど、相手がスライディングをしていたので、もしかしたら当たるかもしれないと思った」。“もしかしたら”が“現実”となる。菊地のシュートは一気に距離を詰めた相手選手にブロックされ、ボールは熊澤の足元に転がってきた。

 準備をしていたから冷静だった。「ニアに決めるというのが頭にあった」と右足から放ったシュートはGK長谷川凌(3年)の脇を抜けたが、ポストを直撃。しかし、はね返ったボールが長谷川の背中に当たると、ゴールマウスに収まって貴重な追加点が生まれた。「グラウンダーで蹴れたし、狙い通りニアに蹴れたので枠にそのまま入ってほしかったし、ポストに当たってヒヤッとした」と振り返った一撃は、公式記録上はオウンゴールになったが、「運が舞い降りた感じだけど、計算して、あのポジションにいた」という機転がなければ得点につながることはなかった。

 試合終了間際に1点を返されたが、熊澤が生んだ得点を守り抜いたチームは2-1の勝利を収めて、3年ぶりの全国行きを決めた。初の選手権に向けて、「毎試合結果を残して、自分のプレーを表現したい」と意気込みを示した。

(取材・文 折戸岳彦)●【特設】高校選手権2017
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