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「シュート練習は1日でもしないと不安」 流経大柏MF菊地に”運が下りてきた”先制弾!

ゲキサカ / 2017年11月23日 21時20分

試合後にインタビューを受ける流通経済大柏高MF菊地泰智(3年)

[11.23 選手権千葉県予選決勝 流通経済大柏高2-1市立船橋高 フクアリ]

 ひたむきにトレーニングを続けてきた流通経済大柏高のナンバー10が全国行きを争う大一番で結果を出した。右サイドハーフで先発したMF菊地泰智(3年)は前半12分、こぼれ球に詰めて先制点を叩き出すと、終了間際には決定機に絡んでオウンゴールを誘発。「運が下りてきた」と感慨深げに振り返った。

 お互いに失点のリスクを避け、ロングボールを蹴り合う展開となった立ち上がり。点の取り合いは期待できないと思われたが、左サイドを単独突破したMF鬼京大翔(3年)のクロスから先制点が生まれる。「いつもだったらファーで待っていたけど、そこを変えてニアに飛び込んだのが良かった」(菊地)。GK長谷川凌(3年)のクリアが不十分となったところに、しっかり詰めて左足ダイレクトで流し込んだ。

 「みんなと同じようにやっていても生きられない。全体が右を見ていたら左に行くようなイメージ」と自己評価するように、局面の判断力で輝くタイプ。先制弾の場面でも「最初はファーに行こうと思ったけど、弾斗(DF杉山弾斗)がマークに付いてきたので、ニアに行ったら振り切れたので良かった」と一瞬の判断が勝負を分けた。

 さらに試合終了間際にも、決定機が訪れる。左サイドを突破したMF金澤哲流(3年)のクロスに対し、ゴール前にフリーで飛び込んだ。ところが、「ダイレクトで打とうか、トラップしようか迷っていたんですが……」ともたつき、相手DFがブロック。直後にFW熊澤和希(2年)のシュートからオウンゴールが生まれたが、「悔しかったですね」と、歓喜の輪ができた最中にも思わず頭を抱えていた。

 県予選決勝という大舞台での得点に、「シュート練習は1日でもしないと不安になるので、そういったことを続けていた運が下りてきたんだと思います」と喜びをあらわに。インターハイではチームを優勝に導いたが、ゴールはゼロだった。それでも「監督が使ってくれていたので、ここで結果を残せて良かった」と指揮官の信頼に得点という結果で応えた。

 全国選手権は3年ぶりの出場となるため、菊地にとってはもちろん初めての舞台。DF小川諒也(現・FC東京)らを擁した前回出場時の試合を「全部見に行った」という小さなアタッカーは「普段の行いが出てくる大会になる。どのチームより早く準備して、どこよりも良い結果を出したい」と意気込んでいる。

(取材・文 竹内達也)▼関連リンク
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