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東福岡の連覇止められず…号泣の筑陽学園DF国生主将「これをバネに次は勝って欲しい」

ゲキサカ / 2017年11月23日 22時28分

筑陽学園高の左SB国生竜成主将(左端)は準Vの悔しさに号泣

[11.23 選手権福岡県予選決勝 東福岡高 2-0 筑陽学園高 ミクスタ]

 筑陽学園高のCB溝口峻(3年)は「(東福岡高は)3年間今まで負けてきた相手なので、今年こそ勝つという気持ちで臨んだんですけれども、相手が一回り上で悔しいです」と唇を噛んだ。

 つい数年前まで福岡県の戦いは東福岡高と東海大五高(現東海大福岡高)、九州国際大付高、そして筑陽学園が4強を形成するような状態だった。だが現在、高校年代最高峰のリーグ戦、プレミアリーグで力を磨く東福岡が頭一つ抜け出しており、今年の県新人戦で5連覇、インターハイ予選で6連覇を達成。ライバルたちは選手権予選こそ、東福岡の進撃を阻止しようと努力してきたが、東福岡に5連覇を許す結果となった。

 この日、筑陽学園はDFラインを高く設定。ボールを奪うと、エースMF梶原和希(3年)やFW中岡想羅(3年)の果敢な仕掛けによってFKを獲得。相手ゴールを脅かすようなシーンも作る。だが、左SB国生竜成主将(3年)が「ちょっと途中からバックラインが低すぎてそこを突かれた。(練習で)クロスの対応の準備もできていなかった」という筑陽学園は前半半ばから押し込まれ、2点を先行されてしまう。

 苦しい展開となったチームだが、前半終盤と後半立ち上がりのピンチをCB溝口峻(3年)やCB渡邊雅樹(3年)、GK本田聖明(3年)を中心に全員で凌ぐと、前への勢いある攻撃、そしてセットプレーのこぼれ球などからチャンスを作る。12分にはMF龍野駿一(3年)のラストパスにFW赤司匠(2年)が飛び込み、29分には右サイドを突破したFW林紀成(3年)の折り返しを中岡が右足で叩く。だが、流れの良かった時間帯に1点を奪えず。0-2で敗れ、今年の県内トーナメントで3度目となる準優勝に終わった。

 気迫溢れるプレーを見せ、試合後に号泣していた国生は高校3年間を振り返り、「Bに落とされた時もあったけれど、這い上がって努力は大事にしてきたので濃かったと思います」と振り返り、後輩に向けては「負けというのは悔しいと思うので、いつも負けてばかりでは筑陽学園の名前もどんどん低迷していくのでこれをバネに次は勝って欲しい」とエール。来年こそ、後輩たちが東福岡の連覇を止めて、全国へ勝ち上がる。

(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
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