1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

延長後半ATにMF田中主将が劇的V弾!桐光学園は2-0から3失点も、再逆転して3連覇王手!:神奈川

ゲキサカ / 2017年11月26日 13時48分

延長後半アディショナルタイム、桐光学園高はMF田中雄大主将が決勝ゴール

[11.25 選手権神奈川県予選準決勝 三浦学苑高 3-4(延長)桐光学園高 ニッパ球]

 第96回全国高校サッカー選手権神奈川県予選準決勝が25日にニッパツ三ツ沢球技場で行われ、3連覇を狙う桐光学園高と関東大会予選優勝校の三浦学苑高が対戦。延長後半アディショナルタイムにMF田中雄大主将(3年)が決めた決勝点によって桐光学園が4-3で勝った。桐光学園は12月3日に行われる決勝戦(等々力)で桐蔭学園高と戦う。

「非常に苦しいゲームでしたけれども、子どもたちが最後まで諦めずにハードワークしたということが最後、内容はともあれ結果に繋がったと思います。次のラウンドに進出する上でも、チームがもう一回り成長する上でもきょう一日はいい材料になったかなと思います」。桐光学園の鈴木勝大監督はミスから逆転を許すなど内容については満足していなかったものの、タフな100分間を勝ちきった選手たちを讃えていた。

 桐光学園は今年、インターハイ予選で初戦敗退。プリンスリーグ関東の前期は4分5敗と未勝利で終わっている。だが、夏の千葉合宿で早朝、砂浜での4km走のトライアルを含む3部練習を行うなど、夏の濃密なトレーニングを経て選手たちは変化。田中が「一試合に対してのチーム全体の意識が増したと思いますし、全員がチームのために走るようになった」という桐光学園はプリンスリーグ後期を6勝1分1敗の快進撃を見せ、この日も2試合連続となった延長戦を制して、チームの進化を印象づけた。

 先行したのは桐光学園だった。前半7分、右サイドからSB今井海斗(3年)が入れたグラウンダークロスが相手のオウンゴールを誘って先制点。その後、ゲームはロングボールやセットプレーでの競り合いが目立つ展開となった。徐々に三浦学苑がパスを繋いでビルドアップする回数を増やしていくが、桐光学園の守りは堅い。37分に三浦学苑は右ロングスローから決定機を迎えたが、FW松尾凌我(3年)の一撃は桐光学園GK丸山拓郎(2年)のファインセーブに阻まれてしまう。

 すると、後半立ち上がりに桐光学園が2点目を奪う。2分、田中の足裏パスで左タッチライン際を抜け出したSB國谷敦史(2年)のクロスをFW鷲塚蓮(2年)が頭で合わせて2-0。だが、三浦学苑はその3分後、左クロスを相手GKが弾くと、こぼれ球を拾った松尾がターンしながらの左足シュートをねじ込んで1点を返す。

 このゴールが三浦学苑を勢い付けた。11分には松尾が左サイドで素晴らしい突破。そして入れたクロスをMF杉山十椰(2年)が鮮やかな1タッチシュートで決めて同点に追いついた。そして20分、三浦学苑は左サイドから右SB佐藤健(3年)がロングスロー。クリアボールを拾った佐藤がゴール方向へ向けて右足を振り抜くと、GKの頭上を越えたボールがそのままファーサイドのゴールネットに突き刺さった。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください