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G大阪を去る歴史を紡いだ2人…指揮官「5年間あっという間」藤ヶ谷「みんなに支えられてやってこれた」

ゲキサカ / 2017年12月3日 0時5分

西野朗体制に次ぐ長期政権となった長谷川健太監督

[12.2 J1第34節 FC東京0-0G大阪 味スタ]

 FW石川直宏の引退とDF徳永悠平の移籍ーー。それぞれ16年と14年プレーしたレジェンドの“ラストマッチ”を飾るべくFC東京の選手、そしてスタジアムを埋めたサポーターは燃えていた。

 一方で敵地に乗り込んだガンバ大阪も2人のラストマッチに備えていた。まずは長谷川健太監督。史上2クラブ目となる3冠(J1、天皇杯、ナビスコ杯)に導くなど、J2だったチームを再び強豪へと押し上げたが、指揮官の退任を発表した9月7日以降、公式戦12試合勝ちなし(4分8敗)と勝ち星に一切恵まれないまま最終節へ。最後の試合も引き分けに終わってしまった。「シーズンが完全に終わってから思い起こすこともあるでしょうが、現状では『勝ちたかったな』という感情が強いです」と肩を落とす長谷川監督。それでも、「5年間、本当にあっという間に終わってしまったなと思ってます。彼ら(選手)と過ごした時間というのは自分自身の人生の中で忘れられない5年間になったと思いますし、ガンバというクラブ、サポーターに感謝したいと思います」と感謝した。

 もう1人は今季限りで引退するGK藤ヶ谷陽介だ。FC東京戦はベンチスタートとなったが、「1-0、2-0で勝ってたら出るっていうのを監督から聞いていた」(東口)。しかし、G大阪の得点は動くことなく出番なく最終節を終えた。05年に札幌から加入した藤ヶ谷は、9シーズンプレーした後2014シーズンは磐田に籍を置いたが、翌15年からは再びG大阪のユニフォームをまとった。「数多くのタイトルを取ってきたときの正GK」とMF遠藤保仁が指摘するように、05年のJ1、08年のACLなどのタイトルを獲得したとき、チームの守護神は藤ヶ谷だった。

 敵地での最終節となったが、アウェーに駆けつけたG大阪サポーターの前で宙を舞った。「チームメイトが胴上げしてくれて本当に嬉しかった。みんなに支えられてここまでやってこれた。本当に感謝している」。

 時を同じくして引退するFW石川直宏は、藤ヶ谷の1学年下。01年のワールドユース(現U-20W杯)では藤ヶ谷が1番、石川が10番をつけてともに戦った。「試合終わった後に話を少しできたんですけど、言葉をそんなに多くかわさなくてもU-19のときから一緒にやって。お互いにたぶんいろいろな経験をして。フジさんはフジさんなりにいろいろな形でサッカー界に貢献してくれると思う。またいろんなところで会えると思うので、さよならと言わずに『また会いましょう』と言いました」と石川はエールを贈る。

「同じ年世代の選手がピッチを去るのは寂しい気持ちもあるけど、ここまでやってきたことは消えない」。藤ヶ谷の1学年上、石川の2学年上の遠藤は、ピッチを去る仲間の功績を讃えていた。

(取材・文 奥山典幸)
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