ヒーローにはなり損ねたが…劇弾演出の川又、約2年ぶり代表戦で「成長」実感
ゲキサカ / 2017年12月10日 4時6分
[12.9 E-1選手権 日本1-0北朝鮮 味スタ]
ゴールが欲しかった。後半26分、FW金崎夢生に代わってFW川又堅碁(磐田)が途中出場。追加招集で15年8月の東アジア杯以来となる日本代表復帰を果たしたストライカーは「(ゴールを)決めることしか考えていなかった」と決意を持ってピッチに入った。
15年8月9日の東アジア杯・中国戦(1-1)以来、約2年4か月ぶりの代表戦。FW小林悠と2トップを組むと、後半アディショナルタイムに絶好のチャンスが訪れた。DF車屋紳太郎が左サイドからクロスを入れ、ドンピシャで合わせた川又が強烈ヘッド。決定的な形だったが、惜しくもGKのファインセーブに阻まれた。
「いいボールが来たし、相手が見えないところから(ゴール前に)入れたところまでは完璧だった。ヘディングのコースが甘かったっすね」
それでも試合終了間際の後半アディショナルタイム5分、左足の絶妙なクロスで決勝点を演出。カウンターから左サイドに開いてFW阿部浩之のパスを呼び込むと、左足ワンタッチで山なりのクロスを送り、MF今野泰幸が頭で落としたボールをMF井手口陽介が右足ダイレクトボレーでゴールネットに突き刺した。
ヒーローの座は井手口に譲ったが、少なからずチームの勝利に貢献できたことを素直に喜んだ。「2年前は1勝もできていなかったので、とりあえず今日は勝利できたことがめちゃくちゃうれしかった」。前回大会は2分1敗の未勝利で史上初の最下位に終わった。それ以来の日本代表。自身の成長した姿も見せ、汚名返上の勝利を呼び込んだ。
「2年前は、落ち着いてトラップして、はたいて、というプレーができなかった。そこらへんが成長したところだと思う」。前回の招集時はハリルホジッチ監督が求める縦に速いシンプルな攻撃にとらわれ、“ワンタッチ”という要求に焦りが先行したが、今回は違う。「状況によって自分が判断する。その代わりにシンプルにするところはシンプルにした。そういう面はジュビロでやってきたことが出ている」。ゴールという結果こそ残せなかったが、限られた時間で見せ場をつくり、しっかりと結果につなげた。
(取材・文 佐藤亜希子)
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