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清水ユースは悲願の初優勝逃す…“3年生中心起用”の柏U-18が「全員で楽しめた」勝利

ゲキサカ / 2017年12月10日 22時55分

柏レイソルU-18に敗れ、清水エスパルスユースは悲願の初優勝を逃した

[12.10 高円宮杯プレミアリーグEAST第18節 清水ユース1-2柏U-18 J-STEP]

 高円宮杯プレミアリーグEASTは10日、最終戦の第18節を各地で行い、首位の清水エスパルスユースはホームの清水ナショナルトレーニングセンター(J-STEP)で柏レイソルU-18と対戦した。勝てば他会場の結果にかかわらず初優勝が決まるという大一番だったが、1-2で敗れて2位に終わった。

 7月上旬の第8節から首位を守り続けていた清水ユースだったが、ラスト2試合でわずか勝ち点1にとどまり、同時刻の試合で青森山田高に勝利したFC東京U-18の逆転優勝を許した。試合後、平岡宏章監督は「僕自身もそうなのですが、何かが足りなかったということです」と肩を落とした。

 試合の立ち上がりは、すでにプレミアEAST残留を決めている柏U-18が首位チームのスキを突く形となった。前半10分、中央でボールを持ち上がったDF中川創(3年)が右サイドに展開。DF森大輝(3年)がアーリークロスを送ると、2列目から飛び込んだMF田中陸(3年)が高い打点のヘディングで叩き込み、先制に成功した。

 一方、自力優勝を決めるには勝ちが必要な清水ユースだが、「みんなガチガチになっていて、動けていなかった」(平岡監督)という低調な立ち上がり。徐々にボールを握って押し込む形をつくるも、勢いのある攻撃を繰り出せない。ようやくつくった1対1の決定機ではGK猿田遥己(3年)のビッグセーブに阻まれるなど、シュート1本の相手に前半をビハインドで終えた。

 後半も依然として、清水ユースがペースをつかんだ。後半9分、MF吉田峻(3年)のボール奪取を起点に攻め込むと、左サイドに開いたMF新関成弥(3年)が右足でクロスを配給。ワントラップで収めたFW齊藤聖七(2年)がボレーで狙うも、わずかに左へ外れていったが、着実にゴールへ近づいていった。

 すると後半14分、膝を負傷していたエースがピッチに帰ってくる。プレミアリーグEASTでは10月7日の第15節を最後に戦列を離れていたFW平墳迅(3年)が新関に代わって登場。「勢いをもたらしてくれ」という指揮官の期待通り、同15分には、豪快な抜け出しから右サイドを疾走し、相手守備陣に圧力をかけた。

 そんな後半17分、ついに清水ユースが同点に追いつく。ゴール前での混戦からMF滝裕太(3年)がシュートを放つと、前節で2得点を挙げたFW鈴木魁人(3年)が頭でプッシュ。左サイドに流れたボールを平墳が拾ってシュート性のクロスを送ると、齊藤のヘディングのこぼれ球に反応した鈴木が、立て続けのシュートでゴールに押し込んだ。

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