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1年前は最終節で敗れて涙の2位。逆転VのFC東京U-18FW原「先輩たちの悔しい姿を見たので、みんなで一年間頑張ってきた」

ゲキサカ / 2017年12月11日 10時41分

前線で力強い動きを見せたFC東京U-18FW原大智

[12.10高円宮杯プレミアリーグEAST第18節 FC東京U-18 3-2 青森山田高 東京ガス武蔵野苑多目的グランド(人工芝)]

 先輩たちの借りを返した。FC東京U-18は昨年、ホームで開催されたプレミアリーグ最終節で勝ち点1差の首位・青森山田高と直接対決。勝てば逆転優勝という試合だったが、0-1で敗れて2位でシーズンを終えた。

 青森山田が初優勝を喜ぶ隣で先輩たちは涙を流していた。1年前と同じ最終節の青森山田戦で今回は勝利。そして首位・清水ユースが敗れたことによって、逆転優勝を果たした。来季トップチーム昇格を決めているU-18日本代表FW原大智(3年)は「去年、先輩たちの悔しい姿を見たので、みんなで一年間頑張ってきた。(清水敗戦の)結果を聞いた時はみんなで泣きながら喜んで凄く嬉しかったです」。1年前、無念の涙を流した先輩たちの分も戦って勝ち取った初優勝だった。

 この日、原は最前線でチームを牽引。得意としている力強い抜け出しで相手最終ラインの脅威となると、DFにユニフォームを掴まれながらも強引に前進して見せるなど印象的な動きを見せていた。

「(逆転優勝できるかどうかは)清水エスパルス次第だったんですけれども、とにかく(青森)山田に勝つことだけに集中してチームとしても気合入っていたと思います。一回(ゴールネットを揺らしながらファウルの判定で)得点入らなかったシーンとか悔しかったけれど、身体ごとゴールしたいという気持ちがあった」。後半は集中しきれなかった部分もあったと素直に反省していたが、終盤は自陣ゴール前で身体を張るなど気迫が伝わってくるようなプレーで勝利に貢献した。

 今年も身長を2cm伸ばして現在は189cm。得意の抜け出しによる得点だけでなく、クロスから高さを活かしたヘッドで決めることを自身は求めている。そのためにレバンドフスキやクラウチといった長身FWのプレーを参考に自身を磨く大型ストライカー。今年は日本クラブユース選手権で得点王を獲得し、チームの優勝に貢献しているが、もう1冠獲得してU-18チームでの活動を終えるつもりだ。

 17日に開催されるチャンピオンシップ(対神戸U-18)へ向けて「先輩とかが行きたくても行けなかったところだと思う。最後の試合で精一杯頑張りたい。個人としても色々な人が見に来てくれると思うので、プロとなって応援したいなと思ってもらえるように得点したいです」と力を込めた。まずはチームの勝利。そして自身も得点して再び日本一を喜ぶ。

(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
●2017プレミアリーグEAST

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