“東京世代”のムードメーカーDF初瀬亮、A代表では「まだ気を遣うことが…」
ゲキサカ / 2017年12月12日 0時39分
東京五輪世代で初めて日本代表に選出されたDF初瀬亮(G大阪)は、ピッチ内外でA代表に溶け込もうと奮闘中だ。東京世代のムードメーカーでもあるが、ハリルジャパンでも自身のキャラクターを出せているかと問われると「いやあ……」と苦笑い。「ピッチ上では自分を出していかないといけない」と、まずはプレーで自分を表現しようとしている。
同じ東京五輪世代では1学年上に今季のJリーグベストヤングプレーヤー賞を受賞したDF中山雄太(柏)、1学年下には元同僚のMF堂安律(フローニンゲン)ら多くの有望選手がいるが、彼らに先駆けてA代表に“一番乗り”を果たした。
9日の北朝鮮戦(○1-0)はベンチで戦況を見つめ、G大阪の先輩でもあるMF井手口陽介の劇的ゴールで生まれた歓喜を間近で経験し、「アンダー代表との違いはありましたし、A代表は誇りあるチーム。自分もあそこのピッチに立てるようになりたいと思った」と、出場への意欲も強めた。
これまでのトレーニングを通じて「試合に出るチャンスがあるかどうかは分からないけど……」と率直に語るが、「練習は良い雰囲気だし、違う環境に来てプラスになっている部分も多い。試合に出られなくても、ここで吸収できるものをチームに持って帰りたい」と、毎日の経験を自らの財産にしようとしている。
今年5月に行われたU-20W杯では、堂安とともにユニークなゴールパフォーマンスを披露するなどチームを盛り上げた。A代表では「まだ気を遣うことがありますけど……」と本領発揮とはいかない様子だが、「声を出していけてはいると思います」と徐々に適応。「自分を出していかないと、今後に続いていかないので」と意欲的に取り組んでいるようだ。
(取材・文 竹内達也)
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