[MOM494]常葉大学浜松キャンパスMF上田成立(1年)_憧れの存在の下で成長する1年生が鮮烈ゴール
ゲキサカ / 2017年12月13日 17時56分
[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.13 全日本大学選手権1回戦 新潟医療福祉大 0-2 常葉大浜松キャンパス 江戸川]
1年生MF上田成立(1年=磐田U-18)のファインショットが拮抗した試合を傾けた。前半27分、常葉大学浜松キャンパスは右サイドでボールを受けた上田が、寄せの甘くなった新潟医療福祉大DFの隙を突いてカットイン。そのまま左足シュートを逆サイドのゴールネットに突き刺した。
「選択肢としてはシュートとスルーパスを考えていた。FWがスペースを作ってくれてDFが来ていなかったのでシュートを狙いました。自分のゴールはFWのおかげ」と上田。前線の動き出しと連動して中へ切れ込み、シュートを打ち切るトレーニングを練習から重ねてきていたことも大一番での貴重な一撃に繋がった。
この日は右サイドからの小気味よいドリブルやボールキープ、そして切り替えの速い守備などでも貢献。大学進学時はチームが求める守備レベルに達していなかったというが、守備ができなければピッチに立つことが難しいチームの中で課題に取り組み、改善してきた。この日はチームのために90分間走る部分でも奮闘。そして速攻からゴールを奪った1年生MFの貢献度は大きかった。
磐田U-18から関東、関西の大学へ進学するのではなく、地元・静岡の常葉大浜松で成長することを選択。それは「小さい頃から憧れていました。小さいですけれど奪われないとか、攻撃の起点になっていたところがチームを助ける」という澤登正朗監督の存在、そして全国を狙えるチームであることが大きかったという。
清水のレジェンドで元日本代表の名手でもある澤登監督は、上田のゴールについて「僕ならもっと隅に決めますよ」と笑う一方で彼のキープ力や高まってきた守備の部分を評価する。憧れの澤登監督とともに戦う全国大会。大学を経てプロ入りを目指す1年生アタッカーが、今後も攻守両面でチームに貢献する。
(取材・文 吉田太郎)●第66回全日本大学選手権(インカレ))特集
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