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骨折から復帰初戦の主将FW竹下が貫録2発!!元G大阪FW前田監督の関大が福山大に競り勝つ

ゲキサカ / 2017年12月13日 22時21分

関西大がFW竹下玲王の2発によって福山大を退けた

[12.13 全日本大学選手権1回戦 関西大2-1福山大 浦安]

 第66回全日本大学サッカー選手権の1回戦が13日に行われ、浦安市運動公園陸上競技場の第2試合では関西大(関西4)が福山大(中国2)を2-1で下した。16日の2回戦では明治大(関東4)と対戦する。

 前半はシュート数2-2が示すようにほぼ互角。ただ後半に入ると、関大の一方的な展開になった。しかしなかなかゴールネットは揺れない。後半16分にはCKをDF荒木隼人(3年=広島ユース)がヘディングで合わせたが、左ポストをかすめて外れる。同20分には左サイドで獲得したFKをMF塩見仁(4年=興國高)が直接狙うが、GK藤原真之介(2年=初芝橋本高)に防がれた。

 ただ関大は後半15分に切り札を投入していた。夏の総理大臣杯の初戦、IPU環太平洋大戦で負った左肩の脱臼から復帰したばかりの主将FW竹下玲王(4年=磐田U-18)をピッチに送り込んでいたのだ。そしてその竹下が、勝負強さを見せつける。同23分に裏に抜け出して放ったループシュートはわずかに左に外れたが、同33分、MF塩谷仁(3年=磐田U-18)をGKが弾くと、素早く反応。頭で押し込み、均衡を破った。

 しかし後半に入り防戦一方だった福山大も、ようやく迎えたチャンスを確実に仕留める。後半37分、右サイドでCKを獲得すると、相手のクリアが浮き球となったところを途中出場のMF泉勇也(1年=立正大淞南高)が左足ダイレクトで蹴り込む。これで一気に試合の流れが分からなくなった。

 だが復活を遂げたエースが力で流れを引き戻す。後半アディショナルタイム2分、左サイドからMF荒井大(2年=静岡学園高)がクロスを上げると、中央の混戦を竹下が無理やりこじ開ける。本人は「あんなゴール決めたことない」と振り返ったが、エリアに入ってすぐの位置から力のあるシュートを蹴り込んだ。

 劇的勝利に現役時代はガンバ大阪などでプレーした就任2年目の前田雅文監督も目を細める。そして復帰戦で2ゴールを決めた主将FW竹下については「悔しい思い、全国大会で結果を残したいという強い思いはあったと思う。痛いとか、怖いとかそんなことを言わずに、今日まで最短で復帰してくれた」と称えた。

 2回戦の相手は明治大。関大は毎年夏に、明治大と定期戦を行っており、今年の対戦では、FW加賀山泰毅(3年=JFAアカデミー福島)の2ゴールによって、2-0で勝利している。「明治が強いのは分かっている」と気を引き締めた前田監督。ただ、「選手自身は体感している。そこらへんは他の関東のチームとは違う」と意識を高めると、「全国の舞台でベストで来てもらえると思うので、ガチンコで戦いたい。粘って粘って粘って、ワンチャンスを決めてしっかり勝って次に進みたい」と闘志を燃やした。

(取材・文 児玉幸洋)●第66回全日本大学選手権(インカレ)特集

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