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諦めずに走り続けた北海道教育大岩見沢校。来年こそ、全国で勝つチームに

ゲキサカ / 2017年12月14日 11時11分

関東勢の強豪に食い下がった北海道教育大岩見沢校だが、悔しい敗戦に

[12.13 全日本大学選手権1回戦 東京国際大 2-0 北海道教育大岩見沢校 江戸川]

 まだ、関東のチームとの差は、あった。北海道教育大学岩見沢校は練習場の照明が整備されて「北海道でナンバー1」(越山賢一監督)と言えるほどの環境の中で技術、フィジカル面の強化に取り組むなど、全国で勝つチームを目指して強化してきた。

 この日は90分間走りきる体力を示し、後半はサイド攻撃から相手を押し込む時間帯もあった。諦めずに、勝利を貪欲に目指す姿勢も相手に全く劣っていなかった印象だ。だが、相手のアプローチスピードの速さや荒れた芝でもボールを収める技術、強靭な足腰……随所で見られたちょっとの差が積み重なって敗戦。試合後、選手たちは涙を流して悔しがっていた。

 過去の戦いで終盤に競り負けることが多かったことから、チームは全国の強豪相手にも走り負けない体力と相手の高さに屈しない部分は意識的に強化してきた。大会開幕直前に順天堂大と練習試合を実施。敗れたものの、ボールサイドの部分など関東のスピードを体感してきた。

 国立大学でできる範囲の準備を進めてきた北海道教育大岩見沢校だが、90分間の戦いを経て感じたのは「まだ足りない。まだ対策しないといけない」(越山監督)という思い。スピード感、フィジカルコンタクトなど全国での経験を持ち帰って、今年以上の準備をするしかない。

 GK福永浩哉(4年=札幌光星高)とCB重森剛司(4年=広島観音高)は卒業するが、守備能力の高さを示したCB深井祐希(3年=北海道大谷室蘭高)やMF小川達也(2年=履正社高)とMF遠藤祐馬(2年=大阪桐蔭高)のダブルボランチなど下級生の先発9人が残る。公式戦で学んだものに加え、GPSを活用した走力測定、加圧トレーニングなど色々な試みも積極的に取り入れて強化を図っていく。

 越山監督は「(敗戦が)良い経験になっていかないと来年勝てない」と語り、福永は「みんな1、2年生の頃から試合経験を積んでいる。僕と重森以外は残るので、来年こそ全国で勝てるチームを作って欲しい」と期待した。簡単な挑戦ではなくとも必ずやり遂げる。この日、最後まで諦めずに走り続けた北海道教育大岩見沢校が1年後、この舞台で歓喜の雄叫びを上げる。

(取材・文 吉田太郎)●第66回全日本大学選手権(インカレ))特集

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