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5度目の挑戦でついに参入戦突破!磐田U-18が前橋育英をPK戦で破り、プレミアリーグ初昇格!!

ゲキサカ / 2017年12月18日 8時38分

ジュビロ磐田U-18が5度目の挑戦でプレミアリーグ初昇格!

[12.17 高円宮杯プレミアリーグ参入戦決勝戦 前橋育英高 1-1(PK3-4)磐田U-18 広島一球]

 17日、高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグ参入戦のブロック決勝4試合が行われ、Aブロックはジュビロ磐田U-18(東海2、静岡)が1-1で突入したPK戦の末、前橋育英高(関東1、群馬)に4-3で勝利。5度目の参入戦挑戦で初のプレミアリーグ昇格を決めた。

 磐田は過去4度、前橋育英も過去3度敗れている参入戦の戦い。互いに悲願となっていたプレミアリーグへのチケットを勝ち取ったのは磐田の方だった。1-1で突入したPK戦は先攻・磐田の3人目が枠を外したが、直後に前橋育英3人目のシュートを磐田GK牧野恋音主将(3年)がストップ。そして3-3で迎えた5人目、磐田のFW伊禮祐作(3年)が左足シュートを右隅にねじ込んだのに対し、前橋育英10番FW飯島陸(3年)の右足シュートを磐田GK牧野が足で止めて決着をつける。

 プレミアリーグ初年度の11年から参入戦を経験している磐田がついに破った壁。殊勲の牧野目掛けてサックスブルーのユニフォームが一斉に走り出す。目標を達成した会心の笑み、また歓喜の涙を流す選手たちの姿。そして選手たちは110分間、芝生席で声を張り上げ続けた控え選手たちの下へ駆け寄って、また喜びを弾けさせていた。

 雪が舞う中で行われた試合は序盤、前橋育英が良い形の守備からサイド攻撃。新潟内定の左SB渡邊泰基(3年)が突破力を示して左サイドからチャンスメークしたほか、FW宮崎鴻(3年)の強引な仕掛けからのシュートや飯島、MF高橋尚紀(2年)の鋭い抜け出しからゴールに迫る。

 立ち上がりのピンチを凌いだ磐田は、CB速水修平(2年)とCB平松航(2年)が前橋育英の185cmFW宮崎相手に空中戦の強さを遺憾なく発揮した。そして、攻撃面でもMF中岡駿汰(3年)やMF金原颯(3年)を中心に正確なショートパスを繋ぐなど、相手のプレッシャーを回避しながら前進。徐々にペースを掴んでいくと、23分にはカウンターから伊禮のスルーパスで金原が抜け出す。だが、シュートは左ポスト直撃。対する前橋育英も28分、飯島がDF裏へ抜け出して角度の無い位置から右足シュートを振り抜いたが、磐田GK牧野がわずかに触ったボールはクロスバーをヒットし、スコアは動かない。

 先制したのは磐田だった。前半40分、インターセプトした勢いで攻め上がった前橋育英CB松田陸(3年、G大阪内定)から中盤でボールを奪い返して速攻。金原のスルーパスで伊禮が左サイドを抜け出すと、GKとDFを引きつけてラストパスを送る。最後は逆サイドでフリーの新里が1タッチでゴールへ押し込んだ。
 
 ヴィクサーレ沖縄FCジュニア時代からチームメートの新里と伊禮の“琉球2トップ”で決めた貴重な1点。対する前橋育英は磐田の連動した攻撃を食い止めるものの、なかなか良い形でボールを奪えず。攻撃面でもリズムを欠いてしまい、ミスから金原や伊禮に決定機を作られてしまう。

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