スーパールーキーがまさかの出場10分で負傷交代…法大FW上田「この悔しい気持ちを…」
ゲキサカ / 2017年12月25日 0時28分
[12.24 全日本大学選手権決勝 流通経済大5-1法政大 浦和駒場スタジアム]
出番は後半5分にやってきた。しかしそのわずか10分後、法政大(関東5)のスーパールーキー、FW上田綺世(1年=鹿島学園高)はピッチにうずくまり、そのまま途中交代した。
ルーキーイヤーの今季は鮮烈な印象を残した。関東1部リーグ開幕2戦目から先発出場すると、第3節の明治大戦で初ゴールを記録。結局リーグ戦は22試合に出場し、全体で3位の12ゴールを記録。優勝した夏の総理大臣杯では、決勝で決勝ゴールを決めて、優勝に導いていた。
大学サッカー界最注目ルーキーとなった上田には、東京五輪を目指す日本代表監督に選ばれた森保一監督も期待を寄せ、先日タイで行われたM-150杯を戦ったメンバーに招集。第2戦の北朝鮮戦では、2ゴールを挙げてアピールに成功した。
ただインカレを戦うチームには準々決勝からの合流となったが、疲れからか原因不明の腹痛に襲われるなど、コンディション調整に苦労した。そして決勝の舞台でもベンチスタート。出番が回ってきた10分後には、着地の際に右足をひねってしまい、途中交代を余儀なくされた。
試合後は「期待されていたのは分かっていた。こういう結果になって不甲斐ないと思っている」と声を落とした上田。負傷については、自力歩行が出来る状態で大事には至っていない様子。それだけに「不甲斐ない」と繰り返した東京五輪のエース候補は、「今年取れなかったことを成し遂げたい。この悔しい気持ちを個人としてもチームとしてもぶつけていければ、結果に繋がるのかなと思います」と来季以降の戦いに気持ちを切り替えていた。
(取材・文 児玉幸洋)●第66回全日本大学選手権(インカレ)特集
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