ユース取材ライター陣が推薦する「選手権注目の11傑」vol.4
ゲキサカ / 2017年12月28日 7時51分
特集企画「ユース取材ライター陣が推薦する『全国高校選手権注目の11傑』」
ゲキサカでは12月30日に開幕する第96回全国高校サッカー選手権の注目選手を大特集。ユース年代を主に取材するライター陣に今年も選手権注目の11選手、「選手権注目の11傑」を紹介してもらいます。第4回は“ユース教授”ことサッカージャーナリストの安藤隆人氏による11名です。
安藤隆人氏「今年も残すところ後僅か。今年度の高校サッカーを締めくくる、第96回全国高校サッカー選手権大会のシーズンがやって来た。恒例の11傑では、この大会を彩る選手達の中で、今回は1、2年生の場合は『来年、再来年プロに行きそうな選手』、3年生の場合は『大卒でプロに行きそうな選手』の11名を選ばせていただきました。未来のことは分かりませんし、当然これからの彼らの努力次第ということには間違いありません。だからこそ、ここで挙げたからと言って、『太鼓判』という訳ではありません。選んだ選手達には「真のプロフェッショナルの能力とは、持っている自分の能力を最大限の努力で磨いていく力」であることメッセージとして送りたいと思います。
今回のフォーメーションは中盤が逆三角形の【4-3-3】にしたいと思います」
以下、安藤氏が注目する11名
GK伊藤元太(松山工高、2年)
「現代GKに必要な高さを持つ、ポテンシャルの大きなGK。188cmの高さと高い身体能力を誇り、ハイボールの強さとシュートストップの上手さが光るGK。まだ荒削りな部分があり、GKとしてやるべきことは沢山ある。しかし、それ以上に将来性を持っており、今後の伸びが楽しみな存在だ」
DF沼田皇海(尚志高、2年)
「皇海と書いて『すかい』と読む。高性能な左足を持つ左サイドバック。綺麗なフォームから繰り出す左足のクロスと、するするっと駆け上がって行くオーバーラップが魅力。プレースキックも魅力で、彼の描く放物線は美しい。個人的にさらに化ける能力を持っていると感じており、今大会がそのきっかけとなって欲しい」
DF関川郁万(流通経済大柏高、2年)
「これまで僕の11傑の常連となっている男だ。彼の空中戦の強さと対人の強さ、そして相手に向かって行けるメンタリティーは、11傑を組む上で欠かせない存在。相手のエースを封じる姿は、鬼気迫るものがあり、まさに植田直通を彷彿させる」
DF高嶋修也(明秀日立高、2年)
「181cmの高さを持ち、空中戦の強さと上手さを兼ね揃えたCB。セットプレーにおける彼のヘッドは大きな武器で、守備面でも読みがよく、鋭い出足で相手にプレスを仕掛ける。1年時から主軸を張っており、リーダーシップも十分にあり、安定感がさらに高まれば、今後より注目の存在となって行く存在になるだろう。関川とのコンビでどういう化学反応を示すか、一度観てみたい」
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