ダービー落としたインテルは公式戦3連敗…指揮官も「少し自信を失った」

ルチアーノ・スパレッティ監督は3連敗に不満の様子

[12.27 コッパ・イタリア準々決勝 ミラン1-0(延長)インテル]

　コッパ・イタリアの準々決勝が27日に行われ、インテルはミランとの“ミラノ・ダービー”に挑み、0-1で敗れた。DF長友佑都は延長戦を含む120分間でフル出場している。

　延長戦までもつれた死闘のダービーマッチは延長前半14分、FWパトリック・クトローネのゴールによって決着がついた。敗軍の将・ルチアーノ・スパレッティ監督は「我々は少し自信を失った。以前より少ない勇気で物事を行っていたよ。我々のクオリティーの大半を作り出せなかったね」と試合を振り返る。

　敗因に関して、「心理的な部分の観点を変える必要がある」と語る指揮官。「フィジカルの面で言えば、我々はよくやっているし、クオリティーを落としていない」と収穫を見つけつつ、「しかし、もし誰がやって来て状況を解決してくれるのをただ待っているなら、物事は難しくなる。自分たちのためにチーム全員でそれを対処しないといけないよ」とチームを戒めた。

　この敗戦により、インテルは今季初黒星を含むリーグでの2連敗に続いて公式戦3連敗。スパレッティ監督は「このチームにはどの試合でも戦えて、どのチームにも勝利するポテンシャルがある」と選手のクオリティに落胆は見せないものの、「だが自分たちの能力をしっかり熟知して、どんな時でもその能力を活かさなければならない。時々、我々は自分たちが何が出来るかを完全に示せないことがある」と、3連敗に対しては不満有りの様子だ。
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