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[横山杯]試合重ねて連携強化へ…攻守噛み合った横浜創英が三浦学苑との神奈川勢対決を制す

ゲキサカ / 2017年12月28日 20時11分

FW綿谷航平(10番/2年)がハットトリックの活躍

[12.28 横山杯決勝リーグ 横浜創英高 5-0 三浦学苑高 HASAKI SOCCER VILLAGE B面]

 高校1、2年生たちが来季の飛躍へ向けて力を磨く『横山杯 第18回全国ユース招待サッカー大会』1st Division Topは28日、決勝リーグ第1節を行った。第2グループの横浜創英高と三浦学苑高による神奈川県勢対決は5-0で横浜創英が勝ち、FINAL GAME(決勝戦)へ好スタートを切った。

 横浜創英は「うちは連携で勝負なので」と宮澤崇史監督が語るように、立ち上がりからMF金子拓真(2年)やFW頼住陸人(2年)が積極的にボールに絡んでいくと、前半7分に先制点を奪取。右サイドから頼住がクロスを上げ、GKが弾いたところをFW綿谷航平(2年)がプッシュ。今大会ここまで全試合で得点している綿谷がさっそく決定力の高さを示した。

 さらに横浜創英は前半25分、敵陣の浅い位置で綿谷がボールを受けると、「前を向いて相手との距離があった」と判断して自身の特徴であるスピードで仕掛け、中央を突破。PA内からゴール右隅に流し込み、2-0とした。30分には、中盤でボールを奪った頼住のパスから、綿谷が相手の寄せをもろともせずドリブルで突破し、そのまま右足でゴールネットを揺らした。

「綿谷がとるべきところで取ってくれて、3-0になったので、そのあとは精神的優位に立てた」(宮澤監督)という横浜創英は、後半2分にも追加点。FKからのこぼれ球をDF中野翔太(1年)が押し込み、リードを広げると、17分には途中出場のMF坂岸寛大(1年)がダメを押した。守備では、GK梅澤亘(1年)が最後尾から大きな声でコーチング。DF橋本和樹(1年)と中野が体を張った守りで得点を与えず、攻守がうまく噛み合って完封勝利をおさめた。

 後半は多くの選手に出場機会を与え、今大会を『テスト』と位置付けている横浜創英。各々の選手の適正なポジションの見極め、連携面を強化する、それらを試す場として横山杯は「すごくためになっている」という。残りの試合に向けて、宮澤監督は「まずは失点をしないこと。あと連携、コンビネーション。試合をこなしながら、阿吽の呼吸を合わせていきたい。それでその結果、勝てればいいかなと。まだスタート時期なので、それでいいかなと思います」と選手たちの成長に期待を寄せた。

 一方の三浦学苑は、相手の出足の速いプレスに苦戦し、なかなかボールをつなぐことができなかった。それでも、前半は右サイドバック、後半はセンターバックを務めた川島陸(2年)が後方からチームを鼓舞。FWウォー・モハメッド(2年)が下がってボールを受け、MF能勢海翔(2年)とMF池崎鉄人(2年)が的確にボールを散らしてリズムを作っていた。さらに後半から出場のDF相原琉希(1年)が鋭いミドルシュートを放つなど、最後まで諦めない姿勢をみせたが、点差を縮めることはできなかった。

「中盤から前は去年から出ていた選手がいるが、今年はディフェンスラインが一新された。その甘さとかが出た。この試合が物語っている。まだまだということです」と振り返った三浦学苑の枝村隼人監督は、「試しながらやらないといけない。鍛えないといけないですね」。この試合では、優勢に進めることができなかった。それでも、今大会での収穫、課題を受け止めて、今後の成長につなげていくつもりだ。

(取材・文 清水祐一)●横山杯 第18回全国ユース招待サッカー大会特設ページ
横山杯大会公式ページ

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