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“シュート1本”に屈した昨年のリベンジ…東福岡DF阿部海大「シュートを打たせない練習をやってきた」

ゲキサカ / 2017年12月30日 21時15分

ベスト8で敗退したが昨年度の優秀選手に選出

 今大会屈指のセンターバックとして注目を集める東福岡高(福岡)の阿部海大(3年)は、今春に日本高校選抜の一員として欧州遠征に帯同し、全5試合に先発出場。U-18日本代表にも選出され、11月にモンゴルで開催されたAFC U-19選手権2018予選も戦い、10月にはファジアーノ岡山への加入内定も発表されている。

「まだまだです」と実力的には物足りていないと阿部本人は答えたが、代表で培った経験は精神的なたくましさを与えてくれた。「でも代表に選ばれていろいろな経験ができたぶん、自分が引っ張ってやっていかないといけないし、チームの結果にこだわってやっていきたいです」。

 結果にこだわるのは、去年の選手権での悔しい思いがあるからだ。王者として迎えた昨年度、優勝候補筆頭と目されていた東福岡は、2回戦、3回戦を無失点で勝ち上がった。続く準々決勝では東海大仰星との対戦となったが、0-1で敗戦。3試合1失点で大会を去った。

 昨季もレギュラーのセンターバックとしてプレーしていた阿部にとって、その1点はあまりに重い。なぜなら、東海大仰星が放ったシュートは、わずか1本だったからだ。「去年、シュート1本で(大会が)終わって悔しい思いをしたので、今年1年はシュートを打たせない練習をチームみんなでやってきました。最後の大会で、いままでやってきたことをすべてぶつけたい」と力を込める。

「自分たちのよさは毎年違うし、いい部分を出して勝ちたいです」。常勝軍団・東福岡の初戦は明日31日、尚志高(福島)と激突する。

(取材・文 奥山典幸)●【特設】高校選手権2017

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