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交代的中の米子北、逆転勝ちで2回戦へ! 山梨学院は注目FW加藤の先制弾生かせず

ゲキサカ / 2017年12月31日 22時12分

山梨学院高を逆転で下した米子北高が2回戦進出を決めた

[12.31 全国高校選手権1回戦 山梨学院高1-2米子北高 ニッパツ]

 第96回全国高校サッカー選手権は31日、1回戦15試合を行った。ニッパツ三ツ沢球技場(神奈川)の第1試合では、米子北高(鳥取)が山梨学院高(山梨)と対戦し、2-1で逆転勝ちを果たした。来年1月2日の2回戦では、仙台育英高(宮城)と戦う。

 先に主導権を握った米子北だったが、U-18日本代表FW加藤拓己(3年)にボールを集める山梨学院に対し、徐々に主導権を失っていく。空中戦は「競ったところで勝てない前提」(中村真吾監督)という覚悟で臨んではいたものの、寄せても崩れない加藤のポストプレーを止められず、前線で起点をつくられる場面が続いてしまった。
 
 すると前半23分、セットプレーから試合が動く。山梨学院はMF天野菖梧(3年)の突破から中盤左サイドでFKを獲得すると、MF増村有哉(3年)が低くて速いキックをゴール前に配球。ニアサイドに走り込んできた加藤が頭でそらし、軌道が変わったボールがゴール右隅に吸い込まれた。

 10年前にFW大迫勇也が記録した大会記録(10得点)の更新を目標と公言していた背番号9にとって、上々の滑り出しとなる今大会ファーストゴール。FKの直前には、キッカーの増村に対して、「触らなくてもゴールに入るようなボールを蹴ってくれ」と伝えていたといい、思い描いていたとおりの一撃で待望の先制点を奪った。

 ところが、一方の米子北も「FKからの失点は考えられること。気にしないようにしようと試合前から言っていた」(中村監督)と動揺はなし。前半29分、今大会から5人に増えた交代枠に手を付け、FW城市太志(3年)に代えてMF鍛治川友貴(3年)を入れると、戦況を一変させた。

 交代起用された背番号14が相手DFとMFの間を動き回って起点をつくったことで、前半31分、米子北が試合を振り出しに戻す。中盤右寄りで相手をうまくはがした鍛治川が右サイドにパスを送ると、素早く攻め上がったMF馬場琢未(3年)がふんわりとしたクロスを配給。ファーサイドに飛び込んだMF坂田二千翔(3年)が161cmの身体を精一杯跳躍させ、見事なヘディングで叩き込んだ。

 前半を1-1で折り返した米子北は後半、さらに攻勢に出る。7分、PA近くで鍛治川がノールック気味のパスを縦に送ると、受け取ったMF佐野海舟(2年)がゴール前に突破。GK大嶌宏汰(3年)をかわそうと試みたドリブルは惜しくも防がれたが、「海舟のシュートがそのまま入ると思わなかったので、こぼれてくるのを待っていた」という葉間田がゴール右隅に流し込み、逆転に成功した。

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